話題株ピックアップ【夕刊】(1):ゴルドウイン、サンケン、テレ朝HD

注目
2018年2月7日 15時15分

■ゴールドウイン <8111>  12,540円  +2,120 円 (+20.4%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ

6日、ゴールドウイン <8111> が決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比74.6%増の67.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。防寒衣料などが好調だった主力のアウトドアブランドが売上を牽引する形で、2ケタ増収を達成。好採算な直営店や自社ネット通販の売上拡大に加え、発注管理の強化による販売ロス削減なども大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の56億円→69億円に23.2%上方修正し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。併せて、期末一括配当を従来計画の75円→85円(前期は65円)に増額修正したことも支援材料となった。また、3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表しており、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いも向かった。

■UCS <8787>  1,797円  +300 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値

6日、UCS <8787> [JQ]に対して親会社のユニー(非上場)が株式交換によって完全子会社化すると発表したことが買い材料視された。株式交換価格は前日終値を22.2%上回る1830円で、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。

■西尾レントオール <9699>  3,875円  +600 円 (+18.3%)  本日終値  東証1部 上昇率2位

建設機械レンタル大手の西尾レントオール <9699> が急反騰。6日に発表した18年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益が前年同期比31.0%増の46.6億円に拡大して着地したことが買い材料視された。首都圏を中心とした現場の大型化を背景に、高所作業機や揚重機の販売が拡大したほか、イベント向けステージ用部材、建設現場の積雪対策としての大型仮設テントなども伸びた。また、減価償却方法を定額法に変更したことも増益の要因となった。上期計画の75億円に対する進捗率は62.2%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■サンケン電気 <6707>  848円  +99 円 (+13.2%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率5位

サンケン電気 <6707> が急反騰し、昨年来高値を更新した。6日に発表した18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.8倍の88.9億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力の半導体デバイス事業でエアコンなどの白物家電向けIC(集積回路)の好調が続いたうえ、自動車向けICやセンサー製品の販売も伸びたことが寄与。円安による採算改善や為替差損益の好転なども増益に大きく貢献した。

■セガサミー <6460>  1,479円  +127 円 (+9.4%)  本日終値  東証1部 上昇率9位

セガサミーホールディングス <6460> が2月6日大引け後(16:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比31.3%減の243億円に落ち込んだが、通期計画の100億円に対する進捗率が243.2%とすでに上回り、さらに5年平均の85.4%も超えた。

⇒⇒セガサミーの詳しい業績推移表を見る

■テレ朝HD <9409>  2,438円  +186 円 (+8.3%)  本日終値  東証1部 上昇率10位

テレビ朝日ホールディングス <9409> が急反騰。6日に発表した18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.5%増の184億円で着地。上期時点では8.2%の減益だっただけに、累計でプラスに転じたことが好感されたようだ。インターネットテレビ局「AbemaTV」向けのコンテンツ提供やイベント事業が拡大したほか、「ケツメイシ」のツアー開催で音楽出版事業の収益も伸長。広告収入が減少したテレビ事業の収益悪化を補い、増益を確保した。昨年11月に上方修正した通期計画195億円に対する進捗率は94.8%に達しており、さらなる上振れも期待できる状況にある。

■ケーヒン <7251>  2,343円  +177 円 (+8.2%)  本日終値

ケーヒン<7251>は3日ぶりに反発。同社は6日取引終了後、18年3月期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上収益を3360億円から3490億円(前期比7.2%増)へ、営業利益を225億円から240億円(同4.6%増)へ、最終利益を142億円から150億円(同35.3%増)へそれぞれ増額した。売上収益では、二輪車・汎用製品および四輪車製品の販売増加や、為替換算上の影響により、前回発表を上回る見込み。利益では、売上増に伴う利益の増加や、為替の影響などにより前回発表を上回る見込み。あわせて発表した第3四半期累計の連結決算は、売上収益2591億4300万円(前年同期比7.9%増)、営業利益203億9500万円(同13.6%増)、最終利益129億2100万円(同70.7%増)だった。

■シップHD <3360>  3,645円  +270 円 (+8.0%)  本日終値

シップヘルスケアホールディングス <3360> が2月6日大引け後(15:00)に決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比25.0%増の120億円に伸び、通期計画の171億円に対する進捗率は5年平均の61.2%を上回る70.3%に達した。

⇒⇒シップHDの詳しい業績推移表を見る

■ラクオリア創薬 <4579>  2,685円  +189 円 (+7.6%) 一時ストップ高   本日終値

ラクオリア創薬<4579>に買い人気集中。同社は疼痛疾患に強みを持つ創薬ベンチャー。6日取引終了後、17年12月期の連結業績予想の修正を発表したが、売上高を13億300万円から14億1900万円へ上乗せする一方、営業損益を2億9800万円の赤字から1億5000万円の赤字へ、最終損益を3億2900万円の赤字から5800万円の赤字へ上方修正した。契約一時金とマイルストン収入、ロイヤルティー収入が増加したことが売り上げ拡大と損益改善につながった。これを材料視する買いを呼び込む形となっている。

■中山製鋼所 <5408>  727円  +51 円 (+7.5%)  本日終値

6日、中山製鋼所 <5408> が決算を発表。18年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比17.8%増の50.2億円に伸びて着地したことが買い材料視された。活況な建築業界や自動車・機械関連の設備需要拡大を背景に、鋼材の販売数量が増加、値上げ効果も収益を押し上げた。鉄スクラップなどの原材料コストや燃料費の上昇を吸収し、2ケタ増益を達成した。併せて、通期の同利益を従来予想の56億円→60億円に7.1%上方修正。今期業績の上方修正は昨年8月に続き、2回目となる。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の5円→8円(前期は5円)に大幅増額修正したことも支援材料となった。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.