ノーリツ鋼機が急反落、第3四半期28%営業増益も通期予想の上方修正なく失望感強まる
ノーリツ鋼機<7744>が急反落している。8日の取引終了後に発表した第3四半期累計(17年4~12月)連結決算は、売上高414億8900万円(前年同期比11.1%増)、営業利益42億3700万円(同28.3%増)、純利益30億500万円(同2.2倍)と大幅増益となったが、期待されていた18年3月期業績予想の上方修正がなかったことから、失望感が強まっているようだ。
第3四半期累計期間では、ものづくり事業で子会社テイボーのペン先部材が国内外で堅調となったほか、ヘルスケア事業でレセプト・データの分析・調査や遠隔医療支援サービスが順調に推移した。また、16年6月にグループへ加わったユニケソフトウェアリサーチがフル寄与し、第1四半期にグループに加わったジーンテクノサイエンスのバイオ医薬品の効果で創薬事業の採算が改善したことなども貢献した。
なお、18年3月期通期業績予想は、売上高560億円(前期比11.8%増)、営業利益54億円(同16.6%増)、純利益32億円(同25.7%増)の従来見通しを据え置いている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)