東京株式(大引け)=310円高、戻り歩調の米国株に追随して買い戻し

市況
2018年2月15日 15時47分

15日の東京株式市場は、米国株市場でNYダウなど主要指数が大幅続伸歩調となっていることを受け、主力株中心に買い戻しが入る展開となった。

大引けの日経平均株価は前日比310円81銭高の2万1464円98銭と4日ぶり急反発。東証1部の売買高概算は15億7111万株、売買代金概算は2兆9682億7000万円。値上がり銘柄数は1393、対して値下がり銘柄数は606、変わらずは66銘柄だった。

きょうの東京市場はリスクオフの巻き戻しが入る格好となった。前日の米国株市場ではNYダウが大幅に4日続伸、ハイテク株比率の高いナスダック指数も同様に戻り足を強めており、ここ急速に水準を切り下げていた日経平均も突っ込み警戒感からの買い戻しが入った。途中、戻り売りに伸び悩む場面もあったが、「リスク・パリティ」などファンド系の売りが一巡したのを見計らって先物に仕掛け的な買いが入り、全体を押し上げた。保険などの金融関連株に加え、為替が1ドル=106円台前半まで急速に円高に振れたにも関わらず、半導体関連株などが上昇したことも地合いを良くした。ただ、後場は個別に値を消すものも増え、値上がり銘柄数は全体の67%にとどまった。また、売買代金は減少傾向にあり、1月29日以来12営業日ぶりに3兆円台を割り込んだ。

個別では、任天堂<7974>が東証1部上場銘柄中で断トツの売買代金をこなして上昇、東京エレクトロン<8035>、コマツ<6301>、昭和電工<4004>などが買われたほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買いが優勢だった。キトー<6409>、ブロードリーフ<3673>が値を飛ばし、日機装<6376>、関東電化工業<4047>なども物色人気となった。NISSHA<7915>、ペッパーフードサービス<3053>なども上値を追った。

半面、すかいらーく<3197>が大きく売られ、エーザイ<4523>も下落した。サカタインクス<4633>、ソースネクスト<4344>は一時ストップ安に売り込まれた。東洋ゴム工業<5105>、アカツキ<3932>が安く、ヤクルト本社<2267>も値を下げた。アウトソーシング<2427>も大きく水準を切り下げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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