【↑】日経平均 大引け| 反発、NYダウ高に追随し終始買い優勢 (2月23日)

市況
2018年2月23日 16時38分

日経平均株価

始値  21789.72

高値  21903.39(14:49)

安値  21741.63(09:26)

大引け 21892.78(前日比 +156.34 、 +0.72% )

売買高  11億9800万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆2514億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は反発、前日のNYダウに追随して終始買い優勢

2.為替が円高に振れるも徐々に下値を切り上げ大引けは高値圏で着地

3.米10年債利回りの低下や原油高がリスク選好ムードにつながる

4.33業種中で下がったのは2業種のみで個別株も76%の銘柄が上昇

5.週末要因もあり、売買代金は2兆2000億円台と盛り上がりを欠く

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは164ドル高と3日ぶりに反発。米長期金利が低下するなか、原油価格の上昇でエネルギー関連株などにリバウンド狙いの買いが向かった。

東京市場では買い優勢で始まり、日経平均株価は途中伸び悩む場面はあったものの、一貫して下値を切り上げ、大引けはこの日の高値圏で着地した。

23日の東京市場は、終始買いが売りに勝る展開だった。前日の米国株市場では、10年債利回りの低下や原油市況高などを好感してNYダウが160ドル強の上昇をみせた。しかし、ハイテク株比率の高いナスダック指数が小幅安かったことからリスク選好ムード一色というわけではなかった。為替も1ドル=106円台後半の推移と円高傾向に振れており、寄り後は日経平均がいったん押される場面もあった。しかしその後は、改めて買い直される展開になった。東証1部全体の76%にあたる銘柄が上昇し、業種別でも33業種中、値下がりは小売、精密機器の2業種のみにとどまった。ただ、週末ということもあって売買代金は2兆2000億円台と盛り上がりを欠いた。

個別では、東証1部上場企業なかで断トツの売買代金をこなした任天堂<7974>が大幅高となったほか、キーエンス<6861>、TDK<6762>なども買われた。トヨタ自動車<7203>も堅調。有沢製作所<5208>が大幅高に買われ、トクヤマ<4043>が物色人気、インベスターズクラウド<1435>、星光PMC<4963>、北沢産業<9930>なども値を飛ばした。

半面、セブン&アイ・ホールディングス<3382>が軟調、花王<4452>も値を下げた。宇部興産<4208>が急落したほか、資生堂<4911>も売りに押された。スターティア<3393>、フランスベッドホールディングス<7840>が大幅安、ブレインパッド<3655>、enish<3667>の下げも目立った。アダストリア<2685>、エムスリー<2413>も水準を切り下げた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、ファストリ <9983> 、TDK <6762> 、日東電 <6988> 、信越化 <4063> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約50円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄は花王 <4452> 、ユニファミマ <8028> 、東エレク <8035> 、セブン&アイ <3382> 、資生堂 <4911> 。押し下げ効果は約18円。

東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は小売業、精密機器の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)建設業、(4)電気・ガス業、(5)鉄鋼。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)保険業、(2)サービス業、(3)倉庫運輸関連、(4)食料品、(5)陸運業。

■個別材料株

△シダー <2435> [JQ]

今期経常を17%上方修正、4期ぶりに復配。

△オイシックス <3182> [東証M]

1→2の株式分割を実施。

△デファクト <3545> [東証M]

1→2の株式分割を実施。

△ノムラシス <3940> [JQ]

東証2部に市場変更。

△シェアテク <3989> [東証M]

上限0.67%相当の自社株取得やM&Aを好感。

△Tワークス <3997> [JQ]

1→3の株式分割を実施。

△ジャストプラ <4287> [JQ]

小僧寿し <9973> [JQ]に持ち帰り商品の事前予約システム提供。

△ファンケル <4921>

三菱UFJMS証券が目標株価4000円に増額。

△クニミネ <5388> [東証2]

東証1部へ昇格、記念配当17.5円実施。

△カワタ <6292> [東証2]

東証1部に指定替え。

▼プラネット <2391> [JQ]

上期経常が3%減益で着地、11-1月期も7%減益。

▼フラベッドH <7840>

最大241万株の株式売り出しを実施。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)Ubicom <3937> 、(2)有沢製 <5208> 、(3)SI <3826> 、(4)RSテクノ <3445> 、(5)サンヨーH <1420> 、(6)トクヤマ <4043> 、(7)アイエスビー <9702> 、(8)やまびこ <6250> 、(9)北沢産 <9930> 、(10)インベスC <1435>

値下がり率上位10傑は(1)宇部興 <4208> 、(2)エクセル <7591> 、(3)スターティア <3393> 、(4)フラベッドH <7840> 、(5)インソース <6200> 、(6)ポプラ <7601> 、(7)クレスコ <4674> 、(8)ブレインP <3655> 、(9)enish <3667> 、(10)DNC <4246>

【大引け】

日経平均は前日比156.34円(0.72%)高の2万1892.78円。TOPIXは前日比14.36(0.82%)高の1760.53。出来高は概算で11億9800万株。東証1部の値上がり銘柄数は1562、値下がり銘柄数は455となった。日経ジャスダック平均は4093.49円(20.44円高)。

[2018年2月23日]

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