明日の株式相場見通し=2万2000円割れで投資家心理弱気に、週末で利益確定売りも

市況
2018年3月1日 17時09分

あす(2日)の東京株式市場では、きょうの大幅安で日経平均株価が2万2000円台を大きく割り込んだことから、投資家心理が弱気に傾くことが予想され、週末ということもあり、利益確定の売りが優勢となりそうだ。

市場関係者からは「前日の米株式市場で、NYダウ平均株価が380ドル安と大幅続落したことを嫌気して、機械、化学、鉄鋼といった主力業種を中心にほぼ全面安の展開となった。今週に入って、奪回の可能性が浮上していた日経平均の25日移動平均線(2万2275円50銭=1日)に届かずに跳ね返され、2万2000円台の値固めも先送りされたことで、反転上昇期待を強めていた投資家心理は後退を迫られそうだ」との見方が出ていた。

名実ともに月替わりとなった1日の東京株式市場は、米株安や外国為替市場での円高進行などを背景に大きく売りが優勢となった。日経平均は一時400円を超える下げをみせた。日経平均株価終値は、前日比343円77銭安の2万1724円47銭と大幅続落となった。

日程面では、子育て中の女性の就労をサポートする就労支援事業、学童クラブを運営する放課後事業および認可保育園を運営する保育事業などを手掛けるSERIOホールディングス<6567>が東証マザーズ市場に新規上場する。

そのほかに、1月の完全失業率、1月の有効求人倍率に注目。海外では、カナダ10~12月期のGDP、ユーロ圏1月の生産者物価指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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