【↑】日経平均 大引け| 続伸、米株高と円安で一時400円超高 (4月5日)

市況
2018年4月5日 16時47分

日経平均株価

始値  21541.18

高値  21737.66(13:23)

安値  21462.10(10:10)

大引け 21645.42(前日比 +325.87 、 +1.53% )

売買高  15億4778万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆6536億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は続伸、米株高と円安を追い風に2万1500円ライン突破

2.前日のNYダウが出足500ドル超安もその後大きく切り返し不安心理後退

3.米中貿易戦争への懸念後退と1ドル=107円近辺へのドル高・円安を好感

4.海外ヘッジファンドの買い戻しで日経平均は一時400円を超える上げ幅

5.買い意欲旺盛で売買代金は前日を上回り3月28日以来の水準に膨らむ

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは230ドル高と続伸。米中貿易摩擦への警戒から出足500ドル超安と売りが先行したものの、交渉によって摩擦は回避されるとの期待から買いが優勢となった。

東京市場では米株高を受けて買い優勢で始まった後、日経平均株価はいったん伸び悩んだものの前場後半から買い直され一段高となった。

5日の東京市場は、リスク選好の流れが強まった。前日の米国株市場ではNYダウが開始早々に500ドルを超える下落となったが、その後は切り返し結局230ドル高と続伸、投資家の不安心理が後退した。クドロー米国家経済会議委員長が両国間での貿易戦争の可能性を強く否定したことが買い安心感につながり、この流れが東京市場にも波及する形となった。外国為替市場でもリスクオンを反映して1ドル=107円近辺と円安に振れたことも輸出セクター中心に追い風となった。海外ヘッジファンドの買い戻しも全体相場に浮揚力を与えたとみられる。日経平均は一時400円以上の上昇をみせ、フシ目となっていた2万1500円台を通過して2万1700円台まで買われる場面があった。引けにかけ伸び悩んだものの総じて買い意欲は旺盛で、東証1部の売買代金も昨日を上回り2兆6000億円台と3月28日以来の水準に膨らんだ。

個別では、ファーストリテイリング<9983>が買われ、三井不動産<8801>が物色人気となった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも買い優勢。ソニー<6758>が堅調、資生堂<4911>も上値を追った。ヴィンクス<3784>がストップ高に買われたほか、サイバーコム<3852>、ペッパーフードサービス<3053>も値を飛ばした。インターアクション<7725>、PCIホールディングス<3918>なども上昇した。

半面、マネックスグループ<8698>は大きく利食われた。また、ダイフク<6383>、ブイ・テクノロジー<7717>も冴えない。ネクステージ<3186>が大幅安、東邦チタニウム<5727>も売り込まれた。マクロミル<3978>、ジャパンディスプレイ<6740>が値を下げ、ソースネクスト<4344>、日本冶金工業<5480>なども下値を探る展開となった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、テルモ <4543> 、ダイキン <6367> 、ファナック <6954> 、エーザイ <4523> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約100円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、住友鉱 <5713> 、ユニファミマ <8028> 、コムシスHD <1721> 、東海カ <5301> 。押し下げ効果は約7円。

東証33業種のうち上昇は28業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)不動産業、(3)銀行業、(4)陸運業、(5)医薬品。一方、下落は5業種のみで下落率の上位から(1)非鉄金属、(2)鉄鋼、(3)水産・農林業、(4)海運業、(5)電気・ガス業。

■個別材料株

△山パン <2212>

SMBC日興証券が目標株価を2000円に引き上げ。

△ヴィンクス <3784>

「中国でPOSシステム拡販」との報道。

△サイバーコム <3852>

5G関連として物色人気。

△シェアテク <3989> [東証M]

海外留学サービスの3月申込が過去最高の伸び。

△日産化 <4021>

SMBC日興証券が投資評価「1」で新規にカバレッジを開始。

△PI <4290>

東海東京調査センターが投資判断「アウトパフォーム」でカバレッジ開始。

△旅工房 <6548> [東証M]

アドベンチャ <6030> [東証M]が株式5.39%保有。

△日東電 <6988>

SMBC日興証券が投資評価を「1」に引き上げ。

△シノケンG <8909> [JQ]

1→2の株式分割を実施。

△両毛システム <9691> [JQ]

群馬大学と自動運転に関する産学連携を開始。

▼マクロミル <3978>

筆頭株主が全保有株を大和証券に売却。

▼Jディスプレ <6740>

東海東京証券が目標株価を300円に引き下げ。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ヴィンクス <3784> 、(2)サイバーコム <3852> 、(3)ペッパー <3053> 、(4)シンニッタン <6319> 、(5)鎌倉新書 <6184> 、(6)アトラ <6029> 、(7)東京綱 <5981> 、(8)インターアク <7725> 、(9)船井総研HD <9757> 、(10)ランド <8918>

値下がり率上位10傑は(1)マネックスG <8698> 、(2)ネクステージ <3186> 、(3)日鉄鉱 <1515> 、(4)邦チタ <5727> 、(5)トナミHD <9070> 、(6)キャリインデ <6538> 、(7)DIT <3916> 、(8)大阪チタ <5726> 、(9)MARUWA <5344> 、(10)日ガス <8174>

【大引け】

日経平均は前日比325.87円(1.53%)高の2万1645.42円。TOPIXは前日比18.48(1.08%)高の1724.61。出来高は概算で15億4778万株。東証1部の値上がり銘柄数は1327、値下がり銘柄数は677となった。日経ジャスダック平均は3996.92円(13.09円高)。

[2018年4月5日]

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