今週の「妙味株」一本釣り! ─ サイオス

注目
2018年4月8日 9時00分

●サイオス <3744>  【目標株価】1200円(6日終値846円)

「AI関連の隠れ本命株、来12月期以降に成長加速も視野」

サイオス <3744> [東証2]の上値に期待が膨らんでいる。株式市場では人工知能(AI)関連の物色人気が盛り上がりをみせており、ドローンRPAなどAIと密接に関わるテーマも含め、関連銘柄には断続的な資金流入が観測されている。そのなか、同社株はAI関連の隠れ本命株といっても過言ではなく、株価も動兆著しくなってきた。

リナックスを活用したシステム開発に強みを持ち、システム障害回避ソフトが国内外で好調に需要を開拓している。今後もAI、フィンテッククラウドコンピューティングなどの先端技術領域で次世代ニーズを捉えていく方針だ。

同社が手掛ける「SIOS iQ(サイオスアイキュー)」はAIを用いてビッグデータ解析をするもので、迅速に問題を発見したうえで原因を分析し、解決や最適化へのアクションを取ることを可能とする。既にトレンドマイクロ <4704> などに採用されるなど実績を積んでいる。また直近では、3月下旬に東大発ベンチャーでエピゲノムの専門解析を行うレリクサ(東京都千代田区)との資本・業務提携を発表、エピゲノム解析の知見を得て、バイオサイエンス分野での事業拡大にも取り組んでいく構えにある。

業績面では成長局面入りが目前。ソフトウエア開発事業が好調で米国やアジアなど海外市場も開拓している。金融業界向けシステム受託開発なども需要旺盛であり、足もとは開発費負担が重いものの、19年12月期以降、利益成長が加速する可能性がある。株価は2016年3月に1590円の高値をつけている。時価総額100億円未満ということもあって動き出せば足は軽そうだ。

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