本日注目すべき【好決算】銘柄 トーエネク、セレス、ホトニクス (20日大引け後 発表分)

注目
2018年4月23日 7時00分

20日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

トーエネク <1946>   ★前期経常を一転13%増益に上方修正、配当も30円増額

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の62億円→89.1億円に43.7%上方修正。従来の21.6%減益予想から一転して12.7%増益見通しとなった。一般企業向け設備工事の好調などで売上高が計画をやや上回ったことに加え、工事採算の改善に伴い、第4四半期の売上総利益が増加したことが寄与した。

業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の41円→71円に大幅増額修正した。

予想PERが14.8倍→10.3倍に急低下し、割安感が強まった。

セレス <3696>   ★今期経常を一転3%増益・最高益に上方修正

◆18年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の4.7億円→9.9億円に2.1倍上方修正。従来の51.0%減益予想から一転して3.1%増益を見込み、6期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。主力のポイントメディア事業やコンテンツメディア事業の業績が堅調に推移する中、コインチェックの株式売却に伴う売却益約4.7億円が発生することが利益を押し上げる。

ホトニクス <6965>   ★上期経常を一転26%増益・最高益に上方修正

◆18年9月期上期(17年10月-18年3月)の連結経常利益を従来予想の117億円→151億円に29.1%上方修正。従来の2.3%減益予想から一転して26.1%増益を見込み、3期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。光半導体が産業分野、電子管は分析分野を中心にそれぞれ販売が伸びたことに加え、米国子会社の買収、円安効果も寄与し、売上高が計画を上回った。研究開発費を中心とした販管費の一部が下期にずれ込んだことも上振れの要因となった。

岡本工 <6125> [東証2]  ★前期最終を77%上方修正、配当も20円増額

◆18年3月期の連結最終利益を従来予想の11億円→19.5億円に77.3%上方修正。増益率が90.6%増→3.4倍に拡大する見通しとなった。工作機械や半導体製造装置の販売が好調に推移する中、コストが想定を下回ったことが寄与。繰延税金資産の計上に伴い、税金費用が減少したことも最終利益を押し上げた。

業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の32円→52円に大幅増額修正した。

福井コン <9790>   ★前期経常最高益予想を17%上乗せ、配当も4円増額

◆18年3月期の連結経常利益を従来予想の31.8億円→37.3億円に17.3%上方修正。増益率が0.9%増→18.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。経済産業省が実施したIT導入補助金制度を追い風に、建築CAD、測量土木CADともに販売が増加したことが寄与。建築CADは2020年省エネ基準義務化に伴う省エネ・耐震関連商品、測量土木CADは国土交通省が推進するi-Construction関連の新商品などが伸びた。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の28円→32円(前の期は27円)に増額修正した。

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