今週の【早わかり株式市況】 わずか4円高で6週続伸も、中小型株物色は健在

市況
2018年5月5日 6時35分

今週の株式市場は連休谷間で方向感に乏しく、日経平均株価は前週末比わずか4円高で6週続伸も、中小型株物色は健在だった。

大型連休谷間の1日は方向感に乏しい展開ながらも利益確定売りをこなし、日経平均は3日続伸し、終値としては2月5日以来約3ヵ月ぶりに2万2500円台に乗せた。市場参加者不足が予想されたものの、東証1部の売買代金は2兆9000億円近くに膨らみ、旺盛な物色意欲を示した格好だ。

4連休を控えた翌2日は主力大型株を中心に利益確定売りに押され、日経平均は4日ぶりに小幅反落した。ただ、東証1部の値上がり銘柄数は値下がりを400以上上回り、中小型株物色への意欲は健在だった。

日経平均株価は、前週比4円(0.02%)高の2万2472円と小幅ながら6週続伸して取引を終えた。週間の値幅は156円と、前週の430円から大幅に縮小した。

大型連休明けの来週は、2月初めの急落時に空けた「窓」を埋める(2万2683円)動きが期待される。

重要イベントとしては、国内では9日に開催される日中韓首脳会談のほか、同日発表の3月景気動向指数や10日朝に発表される3月国際収支が注目される。海外では8日に発表される中国4月貿易収支や10日発表の米国4月消費者物価指数に注視が必要だろう。

◆マーケット・トレンド(5月1日~2日)

【↑】   5月 1日(火)―― 3日続伸、利益確定売りこなし主力株に投信買い観測

日経平均 22508.03(  +40.16)  売買高17億7167万株 売買代金 2兆8713億円

【↓】   5月 2日(水)―― 4日ぶり小反落、4連休を控え利益確定売りが優勢

日経平均 22472.78(  -35.25)  売買高14億4603万株 売買代金 2兆4046億円

◆セクター・トレンド(5月1日~2日)

(1)商船三井 <9104> など海運、神戸製鋼所など鉄鋼、三井金 <5706> など非鉄株は反発

(2)東電HD <9501> 、東ガス <9531> など電力・ガス株は買い継続

(3)内需株は楽天 <4755> などサービス、ファストリ <9983> など小売りは堅調も

NTTドコモ <9437> など通信、鹿島 <1812> など建設は低調

(4)コマツ <6301> など機械、日産自 <7201> など自動車といった輸出株は総じてさえない

(5)金融株は三菱UFJ <8306> など銀行、野村 <8604> など証券が下落する一方

オリックス <8591> などその他金融は上昇した

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