東京株式(前引け)=続落、円高など逆風材料に下値探る展開
7日前引けの日経平均株価は前営業日比100円64銭安の2万2372円14銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は7億2711万株、売買代金概算は1兆1254億9000万円。値上がり銘柄数は884、対して値下がり銘柄数は1114、変わらずは85銘柄だった。
きょう前場の東京市場は寄り付き日経平均が高く始まったものの買いが続かず、すぐにマイナス圏に沈んだ。その後も売りに押され下値を探る展開を強いられた。一時120円強下げる場面もあったが、前引けにかけてやや下げ渋った。前週末の米国株市場でNYダウなど主要指数が大幅に上昇したものの、米長期金利の上昇一服を背景に外国為替市場で1ドル=109円台を下回るドル安・円高に振れたことで主力株中心に逆風となっている。本格化する決算発表を見極めたいとの思惑も買い手控えムードを助長した。
個別では村田製作所<6981>、キーエンス<6861>などが軟調、トヨタ自動車<7203>もやや売りに押された。コマツ<6301>も値を下げた。JUKI<6440>が急落、日本ライフライン<7575>も大幅安。アイスタイル<3660>の下げも目立つ。半面、ソニー<6758>が堅調、東京エレクトロン<8035>もしっかり。愛眼<9854>、ハウスドゥ<3457>、アイティフォー<4743>が揃ってストップ高に買われたほか、淺沼組<1852>、アトラ<6029>、オプトホールディング<2389>なども大幅高。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)