「段ボール」関連がランクイン、ネット通販拡大で需要増に追い風<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「段ボール」関連が13位となっている。
インターネット通販の急拡大で、梱包や配送に使う段ボールの需要量が増加をみせており、今後の成長にも期待が寄せられている。
全国段ボール工業組合連合会が昨年12月7日に発表した、2018年の段ボールの需要予測によると、国内経済の緩やかな回復基調が続くと予想されることから、段ボール需要は前年比1.2%増の144億平方メートルと増加する見通しだ。なかでも「通販・宅配・引越し用」(構成比率5%)は、引き続きネット販売を中心に好調が想定され、前年比8%以上増えると予想している。
段ボール国内トップのレンゴー<3941>が11日に発表した19年3月期の連結業績予想は、売上高6500億円(前期比7.3%増)、経常利益320億円(同38.1%増)、最終利益は210億円(同26.3%増)と大幅増益を見込み、9期ぶりに過去最高益を更新する見通しだ。今期は、食品・飲料や通販向け段ボールの数量増が見込めるうえに、段ボール価格の値上げ浸透効果が期待できる。
段ボールと住宅を手掛けるトーモク<3946>が7日発表した19年3月期の連結業績予想は、売上高1700億円(前期比5.3%増)、経常利益83億円(同39.0%増)、純利益50億円(同29.2%増)と大幅増益で、2期ぶりに過去最高益を更新する見込み。需要が堅調に推移している段ボール事業で、内部コストの低減に注力するほか、原材料高騰の価格転嫁と物流条件の改善に取り組む。
このほかに、段ボール関連銘柄としては、段ボールケースや段ボールパレットを手掛ける大村紙業<3953>、特殊紙メーカーで段ボール原紙も生産する特種東海製紙<3708>、板紙と美粧段ボールを製造する岡山製紙<3892>、段ボールなどで付加価値の高いパッケージングサービスを提供するダイナパック<3947>、トヨタグループで、東海地区を地盤として自動車部品・家電製品用段ボール主体の中央紙器工業<3952>、段ボール製函印刷機主体の機械メーカー石川製作所<6208>などがある。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)