5万円以下で買える、高ROE&低PBR「お宝候補」10社選出【東証1部】編 <割安株特集>
上場企業の売買単位の引き下げや株式分割などで、株式の購入に必要な最低投資金額(株価×売買単位)は低下傾向にある。東証1部上場企業でも117銘柄が5万円以下で購入できる。最低投資金額が5万円以下の銘柄は小額資金で購入できるほか、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入したり、買付や売却の時期を分散できるメリットがある。
今回は、投下した資本に対し企業がどれだけの利益を上げられるかという観点からROE(自己資本利益率)に注目してみた。ROEが海外投資家の最低投資基準とされる8%を上回り、かつ理論上の解散価値であるPBR(株価純資産倍率)が東証1部市場平均の1.35倍以下の割安株を探った。
下表は東証1部上場銘柄を対象に、(1)最低投資金額が5万円以下、(2)予想ROEが8%以上、(3)実績PBRが1.3倍以下――を条件に投資妙味が高まる割安な「お宝候補」10社を選び出し、ROEが高い順に記した。(※ROE、PBR、最低投資金額は15日現在)
なお、17日(日)16時00分に「5万円以下で買える、高ROE&低PBR『お宝候補』【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
予想 実績 最低投資
コード 銘柄 ROE PBR 金額
<1805> 飛島建 15.74 1.18 19400
<8897> タカラレーベ 14.74 1.06 42000
<5703> 日軽金HD 11.50 0.90 25400
<2768> 双日 10.74 0.88 41200
<4319> TAC 10.40 1.20 34300
<8423> アクリティブ 9.11 1.18 30100
<5017> 富士石油 9.04 0.43 38700
<7838> 共立印刷 8.60 1.06 38100
<6472> NTN 8.29 0.98 46600
<2112> 塩水糖 8.07 0.86 26300
※単位は最低投資金額が円、ROEが%、PBRが倍。
※対象条件について、今期の「最終利益が経常利益の80%以上」の企業は、特別利益や税控除などにより一時的に最終利益がかさ上げされているケースが多いため、対象から除いた。
株探ニュース