「人工知能」が3位にランキング、世界中でAI投資加速の動き<注目テーマ>
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10 TOPIXコア30
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で「人工知能」が3位となっている。
IoT社会の進展はもとより、自動運転車、ドローン、フィンテック、バイオ・医療など、ここからの新たな成長産業すべてに人工知能(AI)は密接に関わる。最近ではAI分野の研究開発が世界的に加速しており、「データサイエンティスト」などAIに強いスタッフを求めて企業の人材争奪戦も過熱している状況にある。
2017年の世界のベンチャー企業への投資金額は、前年比で5割増となる1600億ドル超という高水準に達したが、そのなかAI分野に経営資源を注ぐベンチャー企業への投資が加速している現実がある。そして18年、19年とさらにこの流れは強まっていくことが予想される。
日本では「ビジョン・ファンド」でスタートアップに投資するソフトバンクグループ<9984>の存在が注目されるが、製造業の盟主トヨタ自動車<7203>も自動運転分野での展開を睨んでAI企業への資本・業務提携などに積極姿勢をみせている。もはやAI開発のリーダーが世界を制する時代といってもよく、安倍政権でもこの流れを強く意識していることは間違いない。骨太の方針における柱の一つである“ソサエティ5.0”でもAIが少子高齢化をクリアする生産性革命の最強ツールとなっていく。中長期スタンスで関連銘柄への注目は怠れない。
ブレインパッド<3655>、サイオス<3744>、FRONTEO<2158>、ホットリンク<3680>、メンバーズ<2130>のほか、最近株価を大化けさせたALBERT<3906>やソーバル<2186>などが脚光を浴びている。
このほか、データセクション<3905>、ロゼッタ<6182>、ロックオン<3690>、フォーカスシステムズ<4662>、日本サード・パーティ<2488>、シグマクシス<6088>などは目先調整を入れているが、逆張りチャンスとなっている可能性もありそうだ。上場して比較的日の浅い銘柄ではPKSHA Technology<3993>やUbicomホールディングス<3937>なども注目される。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)