「QRコード」が15位にランクイン、社会のキャッシュレス化で重要度上昇<注目テーマ>
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10 サイバーセキュリティ
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「QRコード」が15位にランクインしている。
現金を介さない手軽さや、訪日外国人の増加を背景に、日本でも遅ればせながらキャッシュレス決済の普及に向けた議論が進んでいる。経済産業省は7月3日、産学官からなる「キャッシュレス推進協議会」が発足したと発表した。政府はキャッシュレスによる決済比率を2025年までに40%に高める目標を掲げているが、同協議会をその実現に向けた取り組みの母体とする方針で、今夏中にもQRコードの規格統一や電子レシートの標準化のほか、自動販売機のキャッシュレスの普及促進などの議論を始めるとしている。
楽天リサーチ(東京都世田谷区)が6月29日に発表した「キャッシュレス決済に関する調査」によると、20~30代男性の4人に1人は「スマートフォンを利用した決済サービス(アプリを利用したもの)」を利用したことがあると回答しており、若者の間ではキャッシュレス決済が浸透し始めていることがうかがえる。推進協議会の設立でキャッシュレス決済の普及が加速するとの期待が高まっており、キャッシュレス決済で重要な要素となるQRコード関連は、今後も注目を集めそうだ。
この日は、全般相場の軟調もあって関連銘柄の動きは鈍いが、GMOペイメントゲートウェイ<3769>やLINE<3938>、メディアシーク<4824>などは堅調な動き。また、推進協議会の会長に鵜浦博夫相談役が就任したNTT<9432>も高い。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)