明日の株式相場見通し=買い手不在のなか下値模索、新興市場低迷で個人の買い意欲後退

市況
2018年7月4日 17時10分

あす(5日)の東京株式市場は、米中貿易摩擦を巡り、6日にも米中両国が互いの輸入製品に対して追加関税を発動するとの見方が強まるなかで、世界経済へのマイナス影響を懸念して買い手不在の状態が継続しそうだ。

市場関係者からは「このところ、米株式市場でハイテク関連銘柄が売りの対象となるなかで、東京市場でも半導体関連などの値がさ株に安いものが目立ち、日経平均株価への寄与度の高い銘柄も多いことから、指数の動きが鈍くなっている。一方で、東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均株価が揃って連日年初来安値を更新するなど、新興市場の低迷で個人投資家の投資姿勢も後退を強いられており、中小型株への押し目買い意欲も限定的となっている」との見方が出ていた。

4日の東京株式市場は米株安や円高進行を嫌気して売り優勢の展開。日経平均は途中下げ渋ったものの、結局続落となり、約3カ月ぶりの安値水準に沈んだ。日経平均株価終値は前日比68円50銭安の2万1717円04銭と3日続落した。

日程面では、建築サービス関連事業(リペアサービス、住環境向け建築サービス、商環境向け建築サービス、商材販売)を手掛けるキャンディル<1446>が東証マザーズに新規上場する。

このほかに、6月の車名別新車販売台数、6月の輸入車販売台数に注目。海外では、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(6月12~13日分)、米6月のADP雇用統計、米6月のISM非製造業景況指数が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.