【↓】日経平均 大引け| 3日続落、米株安と円高などを嫌気し3ヵ月ぶり安値 (7月4日)

市況
2018年7月4日 16時22分

日経平均株価

始値  21679.00

高値  21784.00(14:31)

安値  21604.18(09:40)

大引け 21717.04(前日比 -68.50 、 -0.31% )

売買高  13億1123万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆1275億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は3日続落、米株安と円高などを嫌気して下値模索が続く

2.米中貿易摩擦問題への懸念くすぶり、米ハイテク株安の流れを引き継ぐ

3.日経平均は一時前日終値近辺まで戻すも中国や香港株市場の下げが重荷

4.東エレク、SUMCOなど半導体関連の下げが目立つ一方、原油関連が高い

5.今晩の米国株市場休場で海外投資家の取引減少も売買代金2兆円はキープ

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは132ドル安と4日ぶりに反落した。朝方は上昇して取引が始まったが、引けにかけてインテルなど半導体株やアップルなどハイテク株が売られた。

東京市場では、米株安や円高を嫌気して売り優勢の展開、日経平均株価は途中下げ渋ったものの、結局続落となり、約3ヵ月ぶりの安値圏に沈んだ。

4日の東京市場は、前日の米国株安を受け大きく売り先行で始まり、その後は下げ幅を縮小し前日終値近辺まで戻す場面もあったが、プラス圏には浮上できなかった。米中貿易摩擦の問題に対する懸念が重荷となっており、外国為替市場で1ドル=110円台前半と円高に振れたこともネガティブ材料となった。米株市場で半導体を中心にハイテク株が売られたこともあり、この流れを継いで電気セクターの主力株中心に売りがかさんだ。中国・上海株市場や香港株市場が軟調に推移したことも買い手控えムードを助長した。一方、原油高を背景に資源関連や石油株が堅調だった。今晩の米国株市場が独立記念日により休場であることから、海外投資家の取引が減少したものの、東証1部の売買代金2兆円台はキープした。

個別では、任天堂<7974>が大幅安。また、東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>など半導体関連の下げがきつい。SMC<6273>が急落、キーエンス<6861>、TDK<6762>なども大きく水準を切り下げた。アイドママーケティングコミュニケーション<9466>が値下がり率トップに売り込まれたほか、ローツェ<6323>、オハラ<5218>の下落も目立った。THK<6481>、安川電機<6506>なども安い。

半面、資生堂<4911>が買われ、花王<4452>も上昇した。スタートトゥデイ<3092>、JXTGホールディングス<5020>なども買い優勢。三菱商事<8058>、NTT<9432>も値を上げた。ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>が一時ストップ高に買われ、TSIホールディングス<3608>が高く、日本M&Aセンター<2127>が物色人気。ピジョン<7956>、アダストリア<2685>なども上値を追った。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433> 、資生堂 <4911> 、花王 <4452> 、キッコマン <2801> 、ユニファミマ <8028> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約48円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、TDK <6762> 、ファナック <6954> 、リクルート <6098> 。押し下げ効果は約119円。

東証33業種のうち上昇は17業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)倉庫運輸関連、(4)情報・通信業、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)電気機器、(2)その他製品、(3)機械、(4)証券商品先物、(5)海運業。

■個別材料株

△東鉄工 <1835>

JR東日本が「羽田空港アクセス線構想の推進」打ち出す。

△日本M&A <2127>

水戸証券がレーティング「A」を継続。

△ルネサンス <2378>

「4-6月期営業利益1割増」との報道。

△アダストリア <2685>

6月既存店売上高が3ヵ月ぶり前年上回る。

△スタートトゥ <3092>

ゾゾ新商品でビジネススーツセットを販売開始。

△ユーザベース <3966> [東証M]

米クオーツ買収を引き続き好感。

△QBNHD <6571>

6月既存店売上高が2ヵ月ぶり前年上回る。

△Uアローズ <7606>

6月既存店売上高が5ヵ月連続前年上回る。

△ニプロ <8086>

2.4%を上限に自社株買いを実施。

△ヤマシタHD <9265>

前期経常を46%上方修正、配当も6円増額。

▼ALサービス <3085>

かつや既存店売上高が2ヵ月連続前年割れ。

▼リクルート <6098>

UBS証券が新規に「売り推奨」。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)田淵電 <6624> 、(2)ヤマシタHD <9265> 、(3)アイネット <9600> 、(4)スシローGH <3563> 、(5)土木管理 <6171> 、(6)TSIHD <3608> 、(7)ワタベ <4696> 、(8)日阪製 <6247> 、(9)キャリインデ <6538> 、(10)日本電設 <1950>

値下がり率上位10傑は(1)アイドマMC <9466> 、(2)ARM <8769> 、(3)ローツェ <6323> 、(4)海洋掘削 <1606> 、(5)シード <7743> 、(6)ストライク <6196> 、(7)オハラ <5218> 、(8)スミダコーポ <6817> 、(9)マツオカ <3611> 、(10)レーザーテク <6920>

【大引け】

日経平均は前日比68.50円(0.31%)安の2万1717.04円。TOPIXは前日比0.45(0.03%)高の1693.25。出来高は概算で13億1123万株。東証1部の値上がり銘柄数は956、値下がり銘柄数は1066となった。日経ジャスダック平均は3756.89円(37.00円安)。

[2018年7月4日]

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