日経平均テクニカル:形勢悪化が顕著、中長期トレンドも弱気方向に流れる

テク
2018年7月4日 18時15分

4日の日経平均は3日続落した。5日線が急角度で下降し、25日線や75日線が下向きで推移するなどチャートの形勢悪化が著しく、前日終値を上回る場面はなかった。東証1部の売買代金は2兆1275億円と6月25日以来の低水準に落ち込み、地合いの悪さを裏付けた。NT倍率は12.82倍まで低下したが、まだ高値圏にあり、当面は対TOPIXでの割高感を背景に、直近ピーク(6月21日、12.96倍)からの調整が続こう。週足はローソク足の実体部分が26週線を割り込んで下に伸びており、中長期的トレンドも弱気方向に流れつつある。一目均衡表では、前日に続いて株価の下ひげが雲下限を下回り、本日終値は雲下限をわずかに上回る水準だった。基準線や転換線は下降中であり、遅行線も株価の下方に位置している。明日以降、終値が雲下限を下回ると相場の形勢は完全に売り方主導となるため、日経平均の底抜けリスクが意識されてくるだろう。ボリンジャーバンドでは、日々線が‐3σから-2σまでの間で推移し、依然として相場が下値模索の流れにあることを示唆している。

《FA》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.