前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

注目
2018年7月5日 5時20分

■ALサービス <3085>  2,125円 (-133円、-5.9%)

アークランドサービスホールディングス <3085> が大幅安で9日続落、年初来安値を更新した。3日の取引終了後に発表した6月度のかつや直営店売上速報で、既存店売上高が前年同月比3.5%減となり、2ヵ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。天候不順の影響などで客数が同4.3%減と落ち込んだことが響いたもよう。既存店売上高は4月まで6ヵ月連続で前年実績を上回っていたが、2ヵ月連続で前年割れが続いたことで、成長鈍化への警戒感が働いているようだ。

■東京エレクトロン <8035>  17,740円 (-825円、-4.4%)

東京エレクトロン <8035> が大幅安となったほか、SUMCO <3436> も続落歩調となるなど 半導体関連が安い。前日の米国株市場では半導体大手のマイクロン・テクノロジーが特許問題に絡んで一部製品の中国販売を禁止されたと報じられ、同社株が急落したほか、インテルやアプライドマテリアルズ、エヌビディアなど他の半導体関連株も軒並み安となった。フィラデルフィア半導体株指数も下値模索の展開となっており、この地合いを東京市場も引き継ぐ格好となった。足元外国為替市場でドルが売られ円高方向に振れていることも買いを手控えさせている。

■ファーストリテイリング <9983>  48,730円 (-1,070円、-2.2%)

ファーストリテイリング <9983> が反落。3日の取引終了後に発表した6月の国内ユニクロ売上高速報で、既存店(およびダイレクト販売)売上高が前年同月比4.0%減となり、2ヵ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。天候不順で雨や気温の低い日が多かったことから客数が同7.5%減となり、夏物商品の需要が弱まった。一方、客単価は同3.8%増と11ヵ月連続で前年実績を上回った。なお、国内ユニクロ売上高が連続で前年を下回るのは、16年12月から17年1月以来となる。

■メイテック <9744>  5,190円 (-50円、-1.0%)

メイテック <9744> が反落。SMBC日興証券が3日付で投資評価「2」を継続しつつ、目標株価を6300円から5800円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。同証券では、ハイエンド層であるメイテック(MT)の技術者の採用動向が焦点となるが、採用環境の厳しさがネックになるとの見方に変更はなく、EPS成長率は今後3期間では年率3%程度にとどまると予想。営業職強化や技術者採用のための販管費増加や、MTの稼働時間と単価などの想定を若干引き下げたことで、19年3月期営業利益予想を130億円から119億円へ、20年3月期を同138億円から123億円へ引き下げている。

※4日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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