話題株ピックアップ【夕刊】(2):フューチャー、TKP、千代建

注目
2018年7月18日 15時24分

■フューチャー <4722>  1,427円  +14 円 (+1.0%)  本日終値

フューチャー<4722>は4連騰し年初来高値を更新した。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、「2018年1~6月期の連結営業利益は、前年同期比36%増の26億円程度になったようだ」と報じられており、会社側の従来予想24億円を上回るとの観測が好材料視された。記事によると、小売向けや地方銀行向けのITコンサルやシステム構築が堅調に推移しているという。なお、決算発表は7月27日を予定している。

■ティーケーピー <3479>  4,765円  +40 円 (+0.9%)  本日終値

ティーケーピー <3479> [東証M]が反発。17日大引け後に発表した19年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益が前年同期比37.0%増の17億円に拡大して着地したことが買い材料視された。企業の採用活動や社員教育研修などの需要が拡大するなか、大都市圏を中心に貸会議室・宴会場の運営件数を増やし、25.7%の大幅増収を達成したことが寄与。上期計画の23.1億円に対する進捗率は73.7%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■千代田化工建設 <6366>  904円  +4 円 (+0.4%)  本日終値

千代田化工建設<6366>は反発。17日の取引終了後、イタリアのサイペム社および韓国の大宇建設と共同で、ナイジェリアLNG社(NLNG)が計画する「NLNG トレイン 7 プロジェクト」の基本設計業務およびEPC(設計・調達・建設工事)積算業務を受注したと発表しており、これを好感した買いが入った。同件は、NLNGがナイジェリアのリバーズ州ポートハーコートから南へ約40キロメートルに位置するボニー島で計画するプロジェクトで、既存の6つのLNGトレインの拡張に加え、輸出用桟橋や周辺設備の拡張、既設設備との接続も業務範囲になるとしている。

■イオンファンタジー <4343>  5,340円  -410 円 (-7.1%)  本日終値  東証1部 下落率3位

イオンファンタジー<4343>は大幅反落。17日の取引終了後に発表した6月度の売上概況で、国内事業の既存店売上高は前年同月比4.0%増と19カ月連続で前年実績を上回ったものの、土曜日が前年より1日多かった影響を除いた曜日調整後の既存店売上高では同1.5%減となり、16年2月以来2年4カ月ぶりに減少に転じたことが嫌気された。プライズ(アミューズメント専用景品)部門で、前月に続いて「星のカービィ」「プリキュア」などのキャラクター商材や、レインボーカラーのオリジナルスクイーズやカラーペンなどの商材が好調に推移した。ただ、前年同月が8.1%増と好調だったことなどから、曜日調整後では減収となったようだ。

■ファンケル <4921>  6,120円  -100 円 (-1.6%)  本日終値

ファンケル<4921>は朝高後、値を消す展開。SMBC日興証券は17日、同社株の投資評価を新規「1」でカバレッジを開始した。目標株価は7300円としている。化粧品・サプリメントともに「FANCL」ブランドのコアバリューである「正直品質。」への需要が拡大している。同証券では(1)ブランド多角化(2)栄養補助食品事業の2ケタの営業利益率回復(3)海外事業の本格化――によって今後5年間の一株利益(EPS)が年20.5%で拡大すると予想している。

■三菱UFJ <8306>  653.7円  -2.7 円 (-0.4%)  本日終値

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が4日ぶり小反落。ここ全体相場に歩調を合わせ戻り足を強めてきたが、直近安値をつけた7月5日の615.6円から前日終値まで6.6%の上昇をみせており、足もとは利益確定の売りが出やすいタイミングだった。前日の米10年債利回りは小幅上昇したものの、米国株市場ではハイテク株への買いが目立つ一方、ゴールドマン・サックス、シティーグループなど大手金融株は軟調で、これも影響しているようだ。

■ALBERT <3906>  6,530円  +1,000 円 (+18.1%) ストップ高   本日終値

ALBERT <3906> [東証M]がストップ高。17日大引け後、18年12月期上期(1-6月)の経常損益(非連結)を従来予想の5100万円の赤字→2600万円の黒字に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなったことが買い材料視された。AIや機械学習技術を活用したデータ分析サービスの需要が拡大するなか、重点産業を対象とした経営資源の集約化などが奏功し、主要プロジェクトにおける収益力が改善したことが寄与。データサイエンティスト増員による人件費増加を吸収し、3期ぶりの経常黒字を達成した。業績好調に伴い、通期の同利益も従来予想の1800万円→7800万円に4.3倍上方修正した。

■メディアドゥ <3678>  2,308円  +233 円 (+11.2%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

メディアドゥホールディングス<3678>が急反発。17日の取引終了後に、23年2月期に売上高800億円(18年2月期372億円)、連結EBITDA60億円(同17億7000万円)を目指す中期経営計画を発表しており、これを好材料視した買いが入った。現在の電子書籍取次を主力とする事業から、出版社、電子書店、読者を一貫してつなぐデータベースや出版社の制作/管理を支援するインフラの提供、新技術を取り入れた市場拡大に資する新規サービス展開などに取り組むとしている。

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