NY株式:NYダウは134ドル安、貿易摩擦への懸念が強まる

市況
2018年7月20日 7時00分

米国株式相場は下落。ダウ平均は134.79ドル安の25064.50、ナスダックは29.15ポイント安の7825.30で取引を終了した。複数の主要企業の決算内容が嫌気され、売りが先行。本日開催された自動車・自動車部品の輸入制限を巡る公聴会の結果を見極めたいとの思惑が広がった。25日に予定されるEU首脳会談に先立ち、トランプ大統領が会談内容次第では自動車関税で報復措置を行うと発言したほか、米連邦準備制度理事会(FRB)の独立性を侵害する利上げ批判を行うなど、先行き懸念が強まり終日軟調推移となった。セクター別では、不動産や公益事業が上昇する一方で各種金融や保険が下落した。

金属大手のアルコア(AA)は、調整後EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)の通期見通しを下方修正し急落。オークションサイトのイーベイ(EBAY)は、業績見通しが予想を下振れ大幅下落。トランプ大統領の連銀批判を受けて長期金利が低下し、バンク・オブ・アメリカ(BAC)やシティグループ(C)など金融各社も売られた。一方で、ITサービスのIBM(IBM)は、決算内容が好感され上昇。ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)は、21世紀フォックス(FOX)の一部事業の買収から撤退し買われた。

ソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、マーケット終了後に4-6月期決算を発表し、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。

Horiko Capital Management LLC

《TM》

提供:フィスコ

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