概況からBRICsを知ろう~上海総合指数は値上がり、中国の政策が追い風

市況
2018年7月25日 10時42分

【ブラジル】ボベスパ指数 79154.98 +1.49%

24日のブラジル市場は反発。主要指標のボベスパ指数は前日比1158.86ポイント高(+1.49%)の79154.98で取引を終えた。78005.14から79496.72まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。原油価格の上昇などが支援材料となり、資源の一角に買いが広がった。また、欧州株や中国株の上昇など外部環境の改善も買い安心感を与えた。ほかに、通貨レアルが対米ドルで上昇したことがブラジル株のサポート材料となった。

【ロシア】MICEX指数 2278.30 +0.75%

24日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比17.05ポイント高(+0.75%)の2278.30で取引を終了した。2263.36から2281.62まで上昇した。

買いが先行した後は上げ幅をじりじりと拡大させた。原油価格の上昇が好感され、資源の一角に買いが広がった。また、欧州市場の上昇など海外環境の改善も支援材料。このほか、スタンダード&プアーズ(S&P)がロシアの長期国債の格付けを「BBB(投資適格)」に据え置いたことが引き続き好感された。

【インド】SENSEX指数 36825.10 +0.29%

24日のインドSENSEX指数は3日続伸。前日比106.50ポイント高(+0.29%)の36825.10、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同49.55ポイント高(+0.45%)の11134.30で取引を終えた。

中盤に上げ幅を縮小させたが、その後は再び買い戻された。物品・サービス税(GST)適用税率の引き下げが引き続き好感された。政府はこのほど、50品目のGST適用率を引き下げると発表した。また、外国人投資家(FII)の買い継続なども支援材料。FIIはこの日までに3日連続の買い越しとなった。このほか、ルピーの対米ドル為替レートがやや回復していることなどがインド株のサポート材料となった。

【中国本土】上海総合指数 2905.56 +1.61%

24日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比46.02ポイント高(+1.61%)の2905.56ポイントと3日続伸した。終値で2900ポイント台を回復するのは、6月20日以来となる。

中国の政策が追い風。国務院(内閣に相当)は23日の常務会議で、内需拡大に向けて「財政政策をより積極化」する方針を打ち出している。また、同会議で李克強首相は、地方政府に予算枠外での債券発行を認める考えも示した。インフラ建設を推進する狙いがある。金融当局も緩和的な政策に舵を切った。中国人民銀行(中央銀行)は23日、「中期流動性ファシリティ(MLF)」を通じて5020億人民元(約8兆2530億円)の資金を供給。過去最大のMLF規模となった。

《NH》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.