東京株式(大引け)=45円安、上海株高も日米協議を前に買い手控え

市況
2018年8月9日 15時44分

9日の東京株式市場は買い手控えムードが強かった。日経平均は朝方に下値を試した後は戻り歩調となり終盤プラス圏に浮上する瞬間もあったが、引け際に手仕舞い売りが出て結局安く引けた。

大引けの日経平均株価は前営業日比45円92銭安の2万2598円39銭と続落。東証1部の売買高概算は13億1009万株、売買代金概算は2兆1833億9000万円。値上がり銘柄数は849、対して値下がり銘柄数は1157、変わらずは98銘柄だった。

きょうの東京市場は、日経平均が朝安後に戻り歩調となったが、全般エネルギー不足のなか最後まで買いは続かなかった。前日の米国株市場ではナスダック指数の上昇が続いているものの、NYダウは上昇一服となり、外国為替市場でもやや円高水準でもみ合っていたこともあって、出足は売り優勢。新たな日米貿易協議(FFR)を前に様子見ムードも漂った。しかし、朝方発表された機械受注が市場予想を下回ったものの影響は限定的で、取引時間中は中国・上海株市場が大きく切り返したことを横目に、下げ渋る動きとなった。後場終盤に日経平均は前日終値を上回る瞬間もあったが、引け際15分で手仕舞い売りに押し戻された。業種別には好決算発表が相次ぐ化学セクターの上昇が目立った。一方、原油市況急落を受け石油関連株に下げるものが目立つ。

個別では、スズキ<7269>が大幅安、トヨタ自動車<7203>も軟調。SUMCO<3436>が売りに押され、村田製作所<6981>も値を下げた。住友金属鉱山<5713>、JXTGホールディングス<5020>も安い。ニチイ学館<9792>が急落、オリジン電気<6513>は一時ストップ安に売り込まれた。三井住友建設<1821>、リゾートトラスト<4681>、日本エスコン<8892>なども大幅安となった。

半面、資生堂<4911>が大幅高で切り返し、キーエンス<6861>も買い優勢。昭和電工<4004>が物色人気となった。ゲオホールディングス<2681>、宮地エンジニアリンググループ<3431>、渋谷工業<6340>が値幅制限いっぱいに買われ、テイカ<4027>も一時ストップ高。テイクアンドギヴ・ニーズ<4331>が急騰、レーザーテック<6920>、レオン自動機<6272>も値を飛ばした。パイオニア<6773>も活況高となった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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