★本日の【イチオシ決算】 アイル、夢真HD、ポールHD (9月7日)
1)本日(9月7日)引け後に発表された決算・業績修正
● イチオシ決算
【アイル <3854> [東証2]】 ★今期経常は32%増で5期ぶり最高益、実質20%増配へ
◆18年7月期の連結経常利益は前の期比20.0%増の5.4億円で着地。続く19年7月期も前期比31.9%増の7.2億円に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は主力の販売・在庫管理システムや複数ネットショップ管理システムの導入企業が伸び、売上高は初の100億円大台乗せを見込む。引き続き生産性向上に取り組むことも大幅増益に貢献する。
併せて、前期の年間配当を18円→20円に増額し、今期は12円と株式分割を考慮した実質配当は20.0%増配とする方針とした。
● サプライズな決算発表・業績修正
日本駐車場 <2353> ★今期経常は14%増で3期連続最高益、増配と自社株取得も発表
◆18年7月期の連結経常利益は前の期比12.4%増の36.1億円で着地。続く19年7月期も前期比13.6%増の41億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は駐車場事業、スキー場事業、テーマパーク事業のいずれの業績も2ケタ増益を見込む。
同時に、今期の年間配当は前期比0.25円増の4.25円に増配する方針とした。併せて、発行済み株式数の0.89%に当たる300万株を上限に自社株買いを実施すると発表。株主還元の拡充を好感する買いも期待される。
夢真HD <2362> [JQ] ★今期経常最高益予想を16%上乗せ
◆18年9月期の連結経常利益を従来予想の45億円→52億円に15.6%上方修正。増益率が85.7%増→2.1倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。主力の建設技術者派遣事業で技術者の稼働率、派遣単価ともに上昇することが利益を押し上げる。その他事業の再編が想定より早く進んだことも上振れの要因となる。
併せて、21年9月期に営業利益100億円(18年9月期計画は54億円)を目指す中期経営計画を発表。
ポールHD <3657> ★上期経常は一転23%増益で上振れ着地
◆19年1月期上期(2-7月)の連結経常利益は前年同期比23.0%増の14.3億円に伸び、従来の11.5%減益予想から一転して増益で着地。ゲーム業界向けにデバッグやローカライズ、カスタマーサポートなどの受託案件が増加したことが寄与。ネットサポート事業の収益拡大に加え、人材関連費用や外注費を抑制したことも一転増益に貢献した。
東亜バル <6466> [東証2] ★今期経常を2.1倍上方修正
◆18年9月期の連結経常利益を従来予想の9000万円→1億9000万円に2.1倍上方修正。減益率が68.6%減→33.8%減に縮小する見通しとなった。原発定期検査工事案件の増加に加え、バルブ製品の生産拡大で稼働率が向上することも利益を押し上げる。また、大幅減収を見込んでいた製鋼事業が極度の業績悪化を回避できたことも上振れの要因となる。
ナイガイ <8013> ★上期経常を88%上方修正、通期も増額
◆19年1月期上期(2-7月)の連結経常利益を従来予想の1.2億円→2.2億円に87.5%上方修正。量販店向けの卸売り事業の売上高が計画未達となったものの、物流費や販売費を中心とする販管費の抑制が奏功し、採算が大きく改善した。
上期増額分を下回る形で、通期の同利益も5.2億円→5.7億円に8.6%上方修正。増益率が11.2%増→20.8%増に拡大する見通しとなった。
燦HD <9628> ★今期経常を一転4%増益・最高益に上方修正
◆19年3月期の連結経常利益を従来予想の23億円→27.6億円に20.0%上方修正。従来の13.2%減益予想から一転して4.2%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。主力の公益社で関西圏と首都圏の葬儀施行件数が想定より伸びることが収益を押し上げる。
予想PERが9.1倍→7.8倍に低下し、割安感がさらに強まった。
■引け後発表
◆本決算:
<6387> サムコ
◆第1四半期決算:
<2923> サトウ食品 [東2]
<3444> 菊池製作 [JQ]
<6065> ライクKN
◆第2四半期決算:
<3246> コーセーRE
<3921> ネオジャパン
<7196> Casa [東2]
<7878> 光・彩 [JQ]
<8142> トーホー
◆第3四半期決算:
<1383> ベルグアース [JQ]
<2301> 学情
<3976> シャノン [東M]
<7831> ウイルコHD [東2]
<7856> 萩原工業
合計14社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
株探ニュース