「QRコード」関連がランキング9位に浮上、経産省が普及を推進<注目テーマ>

特集
2018年9月14日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1 5G

2 サイバーセキュリティ

3 ワイヤレス充電

4 人工知能

5 電線地中化

6 半導体

7 全固体電池

8 TOPIXコア30

9 QRコード

10 半導体製造装置

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「QRコード」が9位となっている。

QRコードを利用したキャッシュレス決済が関心を集めている。QRコードは、2次元バーコードの一種で、モザイク状の四角いドットで作られている。一方向だけでしか情報を記録できないバーコードに対して、縦、横の2方向に情報を記録できるため、情報量が大幅に増加したのが特長で、日本の工業標準規格であるJIS規格や、国際的な標準規格であるISO規格としても採用されている。

キャッシュレス決済は、利便性の高さや訪日外国人の増加などを背景に導入する小売店などが増加している。経済産業省が今年4月に発表した「キャッシュレス・ビジョン」によると、2015年時点での各国でのキャッシュレス決済の比率を比べると、韓国89%、中国60%、アメリカ45%、インド38%なのに対し、日本はわずか18%にとどまっているという。経産省は2025年にはこの比率を40%に、将来的には“世界最高水準の80%を目指していく”としている。ただ、目標を達成するためには、企業ごとに異なるQRコードの規格を揃えて簡単な端末操作で決済できるようにするなど、小売店や消費者の負担を軽減することが欠かせない。

普及拡大で恩恵を受ける個別の関連銘柄としては、インターネット決済サービスの収納代行を手掛けるビリングシステム<3623>や、LINE<3938>、楽天<4755>、NTTドコモ<9437>などの大手がQR決済で運営主体となっている。また、ソフトバンクグループ<9984>とヤフー<4689>の合弁会社であるPayPay(ペイペイ)は、インドのPaytm(ペイティーエム)と連携し、今秋にもバーコードやQRコードを使って決済ができる新たなスマホ決済サービスを開始する予定だ。

さらに、セルフレジ精算に有効なICタグ開発に意欲をみせ、バーコードプリンターで実績のある野崎印刷紙業<7919>QRコードリーダーを手掛けるオプトエレクトロニクス<6664>、キーエンス<6861>、サトーホールディングス<6287>などにも注目したい。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2018年09月14日 12時21分

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