東京株式(大引け)=70円高、配当権利取りに絡む買いが下値支え7連騰

市況
2018年9月25日 15時42分

25日の東京株式市場は、朝方は強弱感が対立し日経平均がマイナス圏で推移していたものの、徐々に買い優勢の展開となった。利益確定の売りをこなし引け際に一段高2万3900円台に歩を進めている。

大引けの日経平均株価は前営業日比70円33銭高の2万3940円26銭と7日続伸。東証1部の売買高概算は18億3554万株、売買代金概算は3兆3881億4000万円。値上がり銘柄数は1777、対して値下がり銘柄数は291、変わらずは43銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが180ドル強の下げをみせたこともあって、目先利益確定の動きも表面化したが、相対的な出遅れ感から物色意欲は根強く、日経平均は結局7日続伸となった。7営業日合計で日経平均は1300円以上の上昇をみせている。米中貿易摩擦問題や日米首脳会談、さらにあすまでの日程で行われているFOMCなどを見極めたいとの思惑はあるものの、きょうは3、9月決算企業の配当や株主優待権利取り最終日にあたり、これに絡む買いが下値を支える形となった。中国・上海株や香港株は軟調な動きをみせたが、ドル円相場が1ドル=112円90銭台まで円安に振れたことなども主力株中心に追い風となった。全体の84%の銘柄が上昇する買い気の強い地合いで、売買代金も3兆4000億円近くと高水準だった。

個別では、トヨタ自動車<7203>が堅調、ソニー<6758>も買われた。東京エレクトロン<8035>、信越化学工業<4063>が高く、資生堂<4911>、リクルートホールディングス<6098>なども上昇した。アクリーティブ<8423>がストップ高で買い物を残し、TATERU<1435>は前週末に続くストップ高。イオンファンタジー<4343>が値を飛ばし、日本ライフライン<7575>、アウトソーシング<2427>なども大きく買われた。

半面、ファーストリテイリング<9983>が大きく値を下げ、安川電機<6506>が大幅安、コマツ<6301>も冴えない。JXTGホールディングス<5020>が安く、京セラ<6971>も軟調。スルガ銀行<8358>が急落したほか、ナブテスコ<6268>、ミスミグループ本社<9962>の下げも目立つ。シンフォニアテクノロジー<6507>、インテージホールディングス<4326>なども下落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

最終更新日:2018年09月25日 18時11分

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