【↑】日経平均 大引け| 急反発、一時500円近い上昇をみせ約27年ぶりの高値圏 (9月28日)

市況
2018年9月28日 16時32分

日経平均株価

始値  24080.01

高値  24286.10(12:30)

安値  24021.27(09:30)

大引け 24120.04(前日比 +323.30 、 +1.36% )

売買高  15億5726万株 (東証1部概算)

売買代金 3兆1929億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は急反発、一時500円近い上昇をみせ約27年ぶり高値圏に

2.米株高や1ドル=113円台半ばの円安進行を背景にリスクオン相場が加速

3.海外ヘッジファンドの先物買いで裁定買いを絡め上昇指向を強める

4.情報通信や化学セクターなどが値上がり上位で、売買代金も3兆円を上回る

5.ソフトバンクが大商いで値を飛ばしたほか、ソニーが活況高で全体相場牽引

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは54ドル高と4日ぶり反発した。アップルなどハイテク株が上昇したことや米8月耐久財受注が底堅かったことも買い安心感につながった。

東京市場では日経平均株価が急反発、一時500円近い上昇をみせ、1991年11月以来となる26年10カ月ぶりの高値圏に浮上した。

28日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が上昇したことに加え、外国為替市場でドル買いが進み1ドル=113円台半ばまで円安が進行するなど、リスクオン相場が加速した。日経平均は1月23日につけた年初来高値2万4129円(ザラ場ベース)を大きく上回り、2万4200円台まで上値を伸ばした。海外ヘッジファンド筋とみられるトレンドフォローの先物買いが裁定買いを誘発し日経平均の上げ足を助長した。終盤はやや伸び悩んだが、300円を超える上昇で着地した。業種別には33業種中、29業種が上昇し情報通信や化学セクターなどが値上がり上位だった。東証1部の売買代金も3兆円を上回るなど活況。

個別ではソフトバンクグループ<9984>が大商いで値を飛ばし、ソニー<6758>も商いを膨らませ急伸。ファーストリテイリング<9983>は一時2000円以上の上昇をみせた。キーエンス<6861>が買われ、資生堂<4911>も強い動き。リクルートホールディングス<6098>も物色人気。ボルテージ<3639>、アカツキ<3932>が急騰、JCRファーマ<4552>も大幅高に買われた。レンゴー<3941>、ホクシン<7897>、ネオス<3627>などの上昇も目立つ。

半面、サイバーエージェント<4751>、武田薬品工業<4502>が冴えず、スズキ<7269>も軟調。NTT<9432>が売りに押され、太陽誘電<6976>も安い。田淵電機<6624>、スター・マイカ<3230>が急落したほか、ブレインパッド<3655>も大きく利食われた。吉野家ホールディングス<9861>も下値を探った。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はソフトバンク <9984> 、ファストリ <9983> 、リクルート <6098> 、ソニー <6758> 、KDDI <9433> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約135円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はTDK <6762> 、スズキ <7269> 、太陽誘電 <6976> 、アルプス <6770> 、武田 <4502> 。押し下げ効果は約19円。

東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)情報・通信業、(2)化学、(3)パルプ・紙、(4)海運業、(5)その他製品。一方、下落は4業種のみで下落率の上位から(1)空運業、(2)繊維製品、(3)不動産業、(4)鉱業。

■個別材料株

△ランドコンピ <3924>

株主優待にポイント導入し実質拡充。

△JCRファ <4552>

上期経常を95%上方修正。

△アイサンテク <4667> [JQ]

「SOMPOコネクテッドサポートセンター」開所式で自動走行実証実験に参加。

△東洋BENG <4828>

今期最高益予想を13%上乗せ、配当も1円増額。

△ベクトル <6058>

三菱UFJ証券が投資判断「強気」に新規設定。

△新興プラン <6379>

JXTG <5020> と来年4月をメドにした経営統合で基本合意。

△MSコンサル <6555> [東証M]

東証本則市場への変更を申請。

△ジーニー <6562> [東証M]

インドのデジタル広告会社を買収。

△JALCO <6625> [JQ]

不動産売買に関する事業を開始。

△サイバダイン <7779> [東証M]

「ロボット介護機器開発・標準化事業」の補助対象に採択。

▼アイビー <4918> [JQ]

上期最終を一転赤字に下方修正、配当も80円減額。

▼タムラ <6768>

電源機器製品の不具合修理で営業利益に6億円の影響。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ボルテージ <3639> 、(2)JCRファ <4552> 、(3)アカツキ <3932> 、(4)アドソル日進 <3837> 、(5)エフオン <9514> 、(6)ファストロジ <6037> 、(7)冨士ダイス <6167> 、(8)りたりこ <6187> 、(9)レンゴー <3941> 、(10)正栄食 <8079>

値下がり率上位10傑は(1)サイバネット <4312> 、(2)田淵電 <6624> 、(3)タチエス <7239> 、(4)スターマイカ <3230> 、(5)ブレインP <3655> 、(6)ショーケース <3909> 、(7)ストライク <6196> 、(8)タムラ <6768> 、(9)Hamee <3134> 、(10)吉野家HD <9861>

【大引け】

日経平均は前日比323.30円(1.36%)高の2万4120.04円。TOPIXは前日比17.14(0.95%)高の1817.25。出来高は概算で15億5726万株。東証1部の値上がり銘柄数は1399、値下がり銘柄数は623となった。日経ジャスダック平均は3831.49円(19.14円高)。

[2018年9月28日]

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