「段ボール」が21位、大手の相次ぐ値上げ発表で関心高まる<注目テーマ>
1 全固体電池
2 がん免疫療法
3 人工知能
4 5G
7 iPS細胞
10 QRコード
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「段ボール」が21位にランクインしている。
普段は目立たないテーマだが、ここにきて段ボール大手が相次いで段ボール原紙の値上げを発表したことがランクインにつながっている。9月28日に王子ホールディングス<3861>傘下の王子マテリアが11月1日出荷分から1キログラム当たり8円以上の値上げを発表したのに続き、10月2日にはレンゴー<3941>、大王製紙<3880>が同じく11月1日出荷分から1キログラム当たり8円以上引き上げると発表した。
値上げの背景にあるのが古紙価格の上昇だ。古紙の最大需要国である中国が、割安で品質の高い日本の古紙の購入を足もとで増やしているのが主な要因とされ、輸出価格の上昇に伴い、国内の流通価格も上昇基調にあるという。また、重油、石炭、都市ガスなどの燃料や薬品などの補助材料、さらには物流費なども上昇しており、各社ともコスト削減努力では吸収できないと判断したという。
この日は、既に値上げを発表した王子HD、レンゴー、大王紙などが堅調に推移。ここ最近動意づいている大村紙業<3953>も大幅高している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)