日経平均寄与度ランキング(大引け)~ 日経平均は大幅反落、ファーストリテとソフトバンクGの2銘柄で約160円分押し下げ

市況
2018年10月11日 17時56分

11日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値下がりが224銘柄となり、値上がりは1銘柄のみであった。

日経平均は大幅に大幅反落。10日の米国市場では、長期金利上昇が嫌気されるなか、ムニューシン財務長官が人民元下落について中国政府による為替操作を調査する方針を示したことで、米中関係悪化への警戒感が広がり、NYダウは830ドルを超す大幅下落となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比730円安の22800円となり、こちらにサヤ寄せする格好で東京市場でも朝方から売りが先行した。海外短期筋によるリスク回避の動きが強まるなか、日経平均は寄付直後から23000円を約1ヶ月ぶりに割り込み、後場に下げ幅は一時1000円を超えた。軟調なアジア市場の出足も相まって、日経平均は22500円処に位置する200日線を一時下回る場面もみられた。

大引けの日経平均は前日比915.18円安の22590.86円となった。東証1部の売買高は19億5248万株、売買代金は3兆7587億円だった。セクターでも、33業種全てが下落となった。

値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984>となり、2銘柄で日経平均を約160円押し下げた。そのほか、ファナック<6954>、ユニファミマ<8028>、TDK<6762>、東京エレクトロン<8035>などがそれに続いた。米長期金利の上昇などをきっかけに米国株式市場が大幅安、NYダウは前日比831ドル安と急落しており、東京市場でも主力大型株を中心に大きく売り込まれる展開になっている。とりわけソフトバンクGやファナックは、指数連動性の高さが意識されやすいほか、米国FANG銘柄などモメンタム株の下落に引きずられやすくなっており、信用取組の悪化も相俟って需給懸念が強まる状況になっている。一方、値上がり銘柄は大和ハウス<1925>の1銘柄のみであった。

*15:00現在

日経平均株価  22590.86(-915.18)

値上がり銘柄数  1(寄与度+0.26)

値下がり銘柄数 224(寄与度-915.44)

変わらず銘柄数  0

○値上がり上位銘柄

コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度

<1925> 大和ハウス 3363 7 +0.26

○値下がり上位銘柄

コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度

<9983> ファーストリテ 57260 -2540 -94.10

<9984> ソフトバンクG 9535 -590 -65.57

<6954> ファナック 19005 -1395 -51.68

<8028> ユニファミマ 13180 -780 -28.90

<6762> TDK 10540 -700 -25.93

<6367> ダイキン 13920 -670 -24.82

<4543> テルモ 6710 -330 -24.45

<8035> 東エレク 14120 -570 -21.12

<6098> リクルートHD 3440 -180 -20.01

<4911> 資生堂 7317 -521 -19.30

<6988> 日東電 7953 -475 -17.60

<4523> エーザイ 10285 -470 -17.41

<4063> 信越化 8971 -404 -14.97

<6971> 京セラ 6257 -191 -14.15

<9613> NTTデータ 1477 -68 -12.60

<4503> アステラス薬 1869 -67 -12.41

<9433> KDDI 2935 -55.5 -12.34

<4704> トレンド 6560 -320 -11.85

<4452> 花王 8508 -299 -11.08

<6758> ソニー 6288 -281 -10.41

《AK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.