大川智宏の「日本株・数字で徹底診断!」 第2回
「設備投資」銘柄にベットしにくいツライ現実
大川智宏(Tomohiro Okawa)
智剣・Oskarグループ CEO兼主席ストラテジスト
2005年に野村総合研究所へ入社後、JPモルガン・アセットマネジメントにてトレーダー、クレディ・スイス証券にてクオンツ・アナリスト、UBS証券にて日本株ストラテジストを経て、16年に独立系リサーチ会社の智剣・Oskarグループを設立し現在に至る。専門は計量分析に基づいた株式市場の予測、投資戦略の立案、ファンドの設計など。日経CNBCのコメンテーターなどを務めている。
一つ目は、「さらなる収益成長」の圧力です。景気循環やその時代に適した事業展開で成長の波に乗った企業は、株主から今までよりも高水準の成長を求められます。その期待に応えるために、企業は事業の拡大と効率化を追求します。
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