「インフルエンザ関連」がランキング入り、今年も流行シーズンが目前<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で「インフルエンザ関連」が21位にランクインしている。
厚生労働省が2日に発表したインフルエンザの発生状況によると、10月22日から28日までの週の全国の患者報告数(定点医療機関約5000カ所)で、1年を通して患者の報告がある沖縄県を除き、三重県が1.13人と「流行期入り」の目安とされる1.0人を超えている。
例年インフルエンザは11月ごろから流行が本格化し、12月から翌年2月にかけては1年でもっとも寒く、乾燥する季節であり、ウイルスが飛散し感染しやすい状況となる。気温の低下とともに乾燥する時期が本格的に到来するなか、感染防止へ向けた取り組みが活発化する。インフルエンザの感染防止対策には予防接種はもとより、うがいや手洗い、マスク着用などの重要性が高まる。こうしたなか、関連製品の需要が拡大しそうだ。対策関連銘柄は以下の通り。
現在インフルエンザ対策として最も注目を集めているのが、塩野義製薬<4507>が開発し、日本では既に今年3月から販売を開始している、抗インフルエンザ新薬「ゾフルーザ」だ。1回の服用で治療できるのが大きな特長で、10月24日には米国でも患者への適用承認を獲得した。米国では昨シーズンにインフルエンザが大流行して多くの死者も出たことなどから、従来薬よりも早く効果が出る新薬に注目が集まっている。一方、中外製薬<4519>は、2001年から日本でインフルエンザ治療薬「タミフル」を販売し、実績を積み重ねている。
ダイワボウホールディングス<3107>は、抗ウイルス不織布を使用したマスク「プロテクシールド」を発売。これは、通気性を考慮しながらバクテリアろ過効率99.99%を確保したサージカルマスクだ。このほかに、インフルエンザワクチン開発のUMNファーマ<4585>、ワクチン製造のデンカ<4061>、インフルエンザ検出試薬の開発・製造・販売を手掛ける栄研化学<4549>、二酸化塩素分子を有効成分とするウイルス除去・除菌・消臭製品の大幸薬品<4574>、病原菌による感染防止を目的とした感染症対策機器を手掛ける日本エアーテック<6291>、絶大なブランド力を誇る殺菌・消毒効果を持つうがい薬「明治うがい薬」の明治ホールディングス<2269>、イオンの力で鼻や口へのウイルスの侵入を防ぐ「アレルシャット ウイルス イオンでブロック」を発売しているフマキラー<4998>などにも注目したい。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)