話題株ピックアップ【夕刊】(3):ハピネット、ジャストプラ、桜島埠
■ハピネット <7552> 1,560円 +16 円 (+1.0%) 本日終値
ハピネット<7552>が続伸。22日の取引終了後、香港スーパーインパルス社のミニ筐体ゲームシリーズ「TINY ARCADE(タイニーアーケード)」第1弾4タイトル(「パックマン」「ギャラクシアン」「ギャラガ」「ディグダグ」)を来年3月下旬から独占販売すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。「タイニーアーケード」は、スーパーインパルス社がゲーム会社監修のもと正規ライセンスを取得し設計・製造した、高さ9センチの超ミニサイズのアーケード型ゲーム機。懐かしのアップライトタイプのゲーム筐体を約18分の1スケールに縮小しながらも当時のプレイ画面を忠実に再現したのが特徴で、17年に北米を中心に販売を開始し、累計50万個以上出荷のヒットを記録しているという。
■4℃ホールデ <8008> 2,515円 +23 円 (+0.9%) 本日終値
4℃ホールディングス<8008>が5日続伸。22日の取引終了後に自社株のTOBを実施すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回発表した自社株のTOBは、上限を350万株(発行済み株数の11.93%)で、TOB価格は1株2198円。買い付けに要する資金は手数料など含め77億1500万円となる予定で、公開買付期間は11月26日から12月21日までとしている。
■トーセイ <8923> 1,004円 +7 円 (+0.7%) 本日終値
トーセイ<8923>が22日の取引終了後、18年11月期の連結業績予想について、最終利益を66億9900万円から67億1700万円(前期比9.1%増)へ上方修正したことが好感された。不動産流動化事業における一部の販売予定物件の販売時期を翌期以降に見直したことなどから、売上高を678億3000万円から614億7000万円(同6.4%増)へ、営業利益を109億4600万円から108億3600万円(同10.2%増)へ下方修正したが、金融費用などが想定を下回っていることなどが最終利益を押し上げるとしている。
■しまむら <8227> 9,200円 -380 円 (-4.0%) 本日終値
しまむら<8227>は続落。23日の取引終了後に発表した11月度(10月21日~11月20日)の月次売上速報で、既存店売上高が前年同月比12.3%減と7カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。月度を通して気温が高く推移したことで、防寒アウターや肌着など冬物の販売が伸び悩んだほか、前年に比べて休日が2日少なかったことも響いたという。なお、全店売上高は同10.6%減だった。
■国際石油開発帝石 <1605> 1,158円 -29 円 (-2.4%) 本日終値
国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>、JXTGホールディングス<5020>など原油関連株が安い。サウジアラビアの生産拡大などを背景に協調減産への期待が後退するなか、原油市況が下落基調を強め、WTI原油先物価格は前週末23日に終値ベースで4ドル21セント安と急落、1バレル=50ドル42セントまで水準を一気に切り下げている。これを受けて、前週末の米国株市場ではシェブロンが3.4%安に売られたほか、エクソンモービルも2.7%安と値を下げた。この流れが東京市場にも波及しており、原油安が業績面でデメリットとなる資源開発関連や石油関連セクターの株価に逆風となった。
■オリンパス <7733> 3,280円 -70 円 (-2.1%) 本日終値
オリンパス<7733>が反落。きょう付けの複数のメディアで、「十二指腸内視鏡による検査・治療後、欧米の患者190人以上が抗生物質の効きにくい薬剤耐性菌に感染していた。内視鏡の洗浄、滅菌しにくい構造が原因の可能性がある」(毎日新聞)と報じられており、これを弱材料視した売りが出たようだ。記事によると、共同通信が参加する国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が今春から医療機器全般の事故を世界規模で調査しており、死者も複数出ているという。仮に構造に原因の一端があった場合、今後の業績への影響が懸念されている。
■旭化成 <3407> 1,199.5円 -15 円 (-1.2%) 本日終値
旭化成<3407>は反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が22日付で、投資判断「ニュートラル」を継続し、目標株価を1600円から1140円へ引き下げたことが弱材料視されたようだ。同証券では、合繊原料アクリロニトリル(AN)の市況急落により、19年3月期下期以降に業績悪化懸念が増していることや、20年3月期以降に医薬で後発品リスクが顕在化すると予想し、同社の業績が伸び悩むと指摘。19年3月期の営業利益予想を2201億円から2077億円へ20年3月期を同2161億円から1922億円へ、21年3月期を同2116億円から1946億円へ下方修正している。
■西松屋チェーン <7545> 995円 -12 円 (-1.2%) 本日終値
西松屋チェーン<7545>は冴えない動き。22日の取引終了後に発表した11月度(10月21日~11月20日)の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比7.9%減と7カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。11月度は、育児・服飾雑貨で大型育児用品、ベビーフードや紙おむつなどの売上高が好調に推移したが、気温が高く推移したことからトレーナーや防寒ジャケットなど冬物衣料の動きが鈍かった。なお、全社売上高は同3.3%減だった。
■アルメディオ <7859> 214円 +50 円 (+30.5%) ストップ高 本日終値
アルメディオ<7859>がストップ高。同社はきょう、国内メーカー向けにアルセラ製焼成設備(昇降式電気炉)を受注したと発表。なお、この日は11月28~29日にかけて開催される第66回全国博物大会に長期保存用光ディスクおよびドライブを出展することや、安倍晋三首相が24日に福島県双葉町中野地区を視察した際に同社の高橋靖社長と意見交換したことも明らかにしている。
■ジャストプランニング <4287> 1,317円 +300 円 (+29.5%) ストップ高 本日終値
ジャストプランニング<4287>が急伸している。22日の取引終了後、子会社プットメニューのスマホオーダーシステム「Putmenu(プットメニュー)」が、丸井グループ<8252.T>傘下のエポスカードが提供する「エポスカード」に対応したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。「プットメニュー」は、スマートフォンにアプリをダウンロードすることで、テーブルや部屋をIoT化し“注文0分”“会計0分”を実現するシステム。9カ国特許取得(日米中韓英独仏白典)のテクノロジーにより、テーブルや部屋を特定して注文できるという。今回のエポスカードへの対応は、「モレラ岐阜」(岐阜県本巣市)のフードコートリニューアルに合わせ、23日に同施設の一部飲食店でスタートし、徐々に対象を拡大する予定だ。
■櫻島埠頭 <9353> 3,745円 +700 円 (+23.0%) ストップ高 本日終値
桜島埠頭<9353>、杉村倉庫<9307>がストップ高。2025年万博の大阪誘致が実現したことで、会場予定地の夢洲に絡む土地関連銘柄として両銘柄とも短期資金が向かった。両銘柄とも小型で急騰習性の強い銘柄として投機筋のターゲットとなりやすい側面を持つ。
●ストップ高銘柄
バルクホールディングス <2467> 495円 +80 円 (+19.3%) ストップ高 本日終値
アクトコール <6064> 648円 +100 円 (+18.3%) ストップ高 本日終値
森組 <1853> 529円 +80 円 (+17.8%) ストップ高 本日終値
など、12銘柄
●ストップ安銘柄
日本PCサービス <6025> 2,328円 -500 円 (-17.7%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース