話題株ピックアップ【夕刊】(3):BBSec、ラサ商事、イマジニア

注目
2018年11月28日 15時21分

■BBSec <4398>  2,710円  +150 円 (+5.9%)  本日終値

9月26日に東証ジャスダック市場に新規上場したブロードバンドセキュリティ<4398>が急伸。同社はきょう、ICTサービスコーディネーターのJSOL(東京都中央区)とセキュリティー分野で販売パートナー契約を締結したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。両社は、契約締結以前にも共同で複数の企業にセキュリティーの提案およびサービス提供を行っていたが、より強化した連携を構築することを目的に今回の契約締結に至った。

■ラサ商事 <3023>  964円  +43 円 (+4.7%)  本日終値

27日、ラサ商事 <3023> が発行済み株式数(自社株を除く)の7.99%にあたる100万株(金額で9億2100万円)を上限に、28日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■イマジニア <4644>  1,008円  +27 円 (+2.8%)  本日終値

イマジニア<4644>が出来高増勢のなか上放れ、4ケタ大台に復帰した。スマートフォン向けコンテンツ配信を主力にゲームソフト開発にも展開。スマホ向けに配信する「すみっコぐらし」が大ヒット、9月下旬に250万ダウンロードを突破するなど絶好調で同社の収益に貢献している。また、日米ともに年末商戦に突入するなか、ニンテンドースイッチ向けソフト「Fit Boxing」にも期待がかかる。国内向けは12月20日に発売予定。また、海外向けについても年末から来年年頭にかけて発売される見通しにあり、株価の刺激材料として意識されている。

■理経 <8226>  182円  +4 円 (+2.3%)  本日終値

理経<8226>が反発。この日、人工知能(AI)を用いた「踏切映像伝送システム」の実証実験に協力したと発表しており、これが好材料視された。同社の映像解析ソリューションカンパニーであるフューチャースタンダードと共同で、東急テクノシステム(川崎市中原区)が、11月24日から東急池上線雪が谷大塚1号踏切で行っている踏切の安全性向上を目的としたAIを用いた「踏切映像伝送システム」の実証実験に協力。ソリューションベンダーとして、踏切監視カメラと映像伝送技術などを提供したという。

■若築建設 <1888>  1,707円  +31 円 (+1.9%)  本日終値

若築建設<1888>が反発、上値指向を強めている。好決算発表を材料に11月12日にマドを開けて上放れ、それ以降は全体相場の地合いと離れた強力な下値切り上げ波動を形成。政府が打ち出す「国土強靭化」や2025年の大阪万博決定など収益環境に吹くフォローの風が意識されている。海洋土木業界は全国規模で進められる防災関連工事や、コンテナ船大型化に対応した護岸改修工事などが収益機会を高めている。そのなか、同社は横浜港南本牧地区の岸壁耐震化工事を獲得、中期的な成長分野に目される洋上風力発電でも低コスト工法の開発などに積極的に取り組んでいる。18年4~9月期営業利益は前年同期比32%増の19億5900万円と大幅な伸びを達成した。

■大泉製作所 <6618>  816円  +13 円 (+1.6%)  本日終値

大泉製作所<6618>が3日続伸、ここ上値を買い進む動きが顕在化している。800円割れ水準で売り物をこなし、5日・25日移動平均線のゴールデンクロス示現が目前で底値離脱の気配を漂わせている。温度センサーメーカーで車載用を主力に高実績を誇り、その商品競争力はグローバルにみても上位。車載バッテリー向けで新商品を投入するほか、2次電池用温度センサーや電池充電時の発熱温度監視システムなどにも展開する。18年4~9月期営業利益は自動車の電装化を追い風に車載用電池向けが好調で前年同期比22%増の4億100万円と会社側見通しから上振れての着地となり、19年3月期予想も従来予想を増額、7億2200万円(前期比4%増)を見込んでいる。また、19年3月期は上場来初となる配当(年8円)を計画していることも投資資金攻勢の手掛かりとなりやすい。

■パス <3840>  215円  +2 円 (+0.9%)  本日終値

パス<3840>は5日続伸。化粧品や健康関連商品の通販などを行うが、足もとの業績は低調で立て直しを模索している。提携先のオーストラリア・Blockshine Technology社がルーデン・ホールディングス<1400>と締結した業務委託契約が、27日付でパス子会社のBlockshine Japanへ移管された。これが、株高への思惑につながっている。今後はBlockshine Japanが仮想通貨不動産決済プラットフォームなどの構築や資金調達に関するアドバイスを行う計画にあり、業容拡大期待が高まった。

■毎日コムネット <8908>  771円  +4 円 (+0.5%)  本日終値

毎日コムネット <8908> が高い。27日大引け後、19年5月期上期(6-11月)の連結経常利益を従来予想の3.6億円→5.6億円に56.9%上方修正。従来の10.2%減益予想から一転して40.9%増益見通しとなったことが買い材料視された。販売用不動産の売却や学生向けマンションの管理収入が堅調に推移するなか、広告宣伝費が想定を下回ることに加え、一部経費が下期にずれ込むことが上振れの要因となる。なお、通期の経常利益は従来予想の17.3億円(前期は16.7億円)を据え置いた。

■ティア <2485>  670円  -114 円 (-14.5%)  本日終値  東証1部 下落率トップ

27日、ティア <2485> が200万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限30万株の第三者割当増資を実施すると発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で発行済み株式数の11.4%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化を懸念する売りが向かった。発行価格は12月5日から11日までのいずれかの日に決定する。最大で約16億円の調達資金については、設備投資資金や借入金返済に充てる。

■KYCOM <9685>  635円  -29 円 (-4.4%)  本日終値

27日、東証と日証金がKYCOMホールディングス <9685> [JQ]について28日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが売り材料視された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

●ストップ高銘柄

ダイヤHD <6699>  1,669円  +300 円 (+21.9%) ストップ高   本日終値

クリエイト <3024>  850円  +150 円 (+21.4%) ストップ高   本日終値

フジタコーポレーション <3370>  1,011円  +150 円 (+17.4%) ストップ高   本日終値

日本テレホン <9425>  735円  +100 円 (+15.8%) ストップ高   本日終値

エクスモーション <4394>  4,940円  +670 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

なし

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.