日経平均は続落、外部環境の不透明感強く伸び悩み/相場概況

市況
2018年12月11日 15時36分

日経平均は続落。英国で欧州連合(EU)離脱案の議会採決が延期され、10日の米国市場ではNYダウが一時500ドルを超す下落となったものの、終値では34ドル高と4日ぶりに反発した。本日の東京市場でも自律反発に期待した買いが先行し、日経平均は53円高からスタートしたが、外部環境の不透明感が重しとなって前場には21062.31円(前日比157.19円安)まで下落する場面があった。アジア市場の落ち着きや日銀による上場投資信託(ETF)買い入れ観測が支えとなったものの、マイナス圏での推移が続いた。

大引けの日経平均は前日比71.48円安の21148.02円となった。東証1部の売買高は14億7631万株、売買代金は2兆5012億円だった。業種別では、石油・石炭製品が急落したほか、鉱業や機械が下落率上位に顔を出した。一方、情報・通信業、空運業、小売業が上昇率上位だった。

個別では、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、武田薬<4502>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>などが軟調。昭電工<4004>は取引時間中に自社株買いや増配を発表したが、買いは続かず3%超安。キーエンス<6861>などのハイテク株やコマツ<6301>などの中国関連株、カルロス・ゴーン元会長逮捕に揺れる日産自<7201>も下げが目立った。産油国の減産合意順守に対する懐疑的な見方が広がり、JXTG<5020>などの石油元売り大手は急落。また、決算発表のライクKN<6065>や三井ハイテク<6966>が東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>は2%超の上昇。通信子会社の上場で、前日に公開価格が決定している。ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>、KDDI<9433>もしっかり。ユニファミマ<8028>は4%超上昇した。また、新規レーティング観測のT&Gニーズ<4331>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。

《HK》

提供:フィスコ

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