注目銘柄ダイジェスト(前場):イビデン、武田薬、OKIなど

市況
2018年12月13日 12時10分

アルテリア<4423>:1249円(+49円)

買い優勢。前日に東証1部に新規上場、公開価格1250円4.8%下回る1190円で初値をつけ、売り一巡後は堅調な動きとなっていた。公開規模が大きかったほか、投資ファンド大株主案件とあって伸び悩みのスタートになったものの、株価の割高感は大きくないこと、今後のインデックスファンドの買い需要など需給妙味があることから、本日は買いが優勢となっている。

OKI<6703>:1397円(-69円)

大幅反落。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「中立」から「売り」に格下げ、目標株価は1300円としている。既に構造改革施策の大半を実行済みで今後の追加的効果は限定的であるほか、キャッシュレス化やペーパーレス化から、メカトロ事業、プリンタ事業の将来的な市場縮小リスクに変化はないともみているようだ。楽観的な来期以降のコンセンサス予想は今後切り下がる可能性としている。

武田薬<4502>:3978円(+260円)

急伸。ここまでの株価下落でシャイアーとの交換比率のスプレッドが縮小、シャイアー買い、同社株売りの鞘取りの動きが足元の株価下落の主因ともされていたが、こうした動きに一巡感が強まってきているもよう。また、東海東京証券では投資判断「アウトパフォーム」、目標株価4870円でカバレッジを再開、買収決定で当面の不透明感が払しょくされたとしていることも支援材料となっているようだ。

菊池製作所<3444>:927円(+39円)

大幅に続伸。19年4月期の営業損益を従来予想の0.44億円の黒字から0.70億円の黒字(前期実績0.95億円の赤字)に上方修正している。試作・金型製品及び量産製品が堅調に推移しているため。また、21日に予定されている自律制御システム研究所<6232>の上場に伴い保有株の一部を売却することから、第3四半期に投資有価証券売却益10.92億円を特別利益として計上する見込み。

アセンテック<3565>:3535円(-15円)

大幅に続伸。19年1月期の営業利益を従来予想の3.05億円から3.75億円(前期実績2.53億円)に上方修正している。仮想デスクトップビジネスや仮想インフラ及びストレージの事業領域が堅調だったほか、プロフェッショナルサービスも順調だった。同期の年間配当は従来予想の10.00円から14.00円(前期実績10.00円)に増額修正した。第3四半期累計(18年2-10月)の営業利益は前年同期比41.1%増の3.17億円で着地している。

イビデン<4062>:1666円(+111円)

急伸。ゴールドマン・サックス証券では投資判断を「売り」から「中立」に格上げ、目標株価も1350円から2010円にまで引き上げており、本日の買い材料となっているもよう。サーバー向けパッケージは業界内需給が急速にタイト化、同社などの関連メーカーは久しぶりに能力増強に動き出していると指摘。長年の低成長・低収益状態を脱するチャンスを迎え始めたとしている。

フィンテック<8789>:109円(±0円)

11月8日に公表済みのテーマパーク「メッツァ」の開業記念株主優待について、具体的な内容を決めたと発表している。3月31日現在の株主を対象に、3000株以上でムーミンバレーパーク株主優待入園券2枚(2人分)、5000株以上で同入園券4枚(4人分)を贈呈する。来園の際にオリジナル手帳を受け取れる引換券も贈る。また、入園料金を大人(中学生以上)1500円、小人(4歳以上)1000円(いずれも税込)に決定した。

《ST》

提供:フィスコ

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