13日の中国本土市場概況:上海総合1.2%高で3日続伸、インフラ関連に買い

市況
2018年12月13日 16時58分

13日の中国本土市場は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比31.90ポイント(1.23%)高の2634.05ポイントと3日続伸した。上海A株指数も上昇し、33.43ポイント(1.23%)高の2758.25ポイントで取引を終えている。

前日までの好地合いを継ぐ。米中通商協議の進展や、中国の景気テコ入れに対する期待感が強まっている。来週19~21日にかけて開催予定の「中央経済工作会議」では、一段の減税推進、財政支出の拡大などが議題に上る見込みという。また、開会前の18日には、「改革開放40周年」記念式典が開催される予定だ。指数は中盤から上げ足を速めている。

業種別では、インフラ関連の上げが目立つ。ゼネコンの中国鉄建(601186/SH)が6.9%高、鉄道車両メーカーの中国中車(601766/SH)が4.0%高、建材の安徽海螺セメント(600585/SH)が3.6%高、建機メーカーの三一重工(600031/SH)が1.9%高とそろって続伸した。当局の内需刺激策が期待されるなか、消費関連株、自動車株、不動産株なども物色された。ハイテク株、医薬株、金融株などもしっかり。

空運株も軒並み上昇する。中国国際航空(601111/SH)が2.4%高、中国南方航空(600029/SH)が2.2%高、中国東方航空(600115/SH)が1.9%高で引けた。国際航空と東方航空は12日、北京と上海を結ぶドル箱航路の運賃を引き上げている。他の航空各社も追随する見通し。また、人民元相場が足もとで元高水準で推移していることも、ドル建て債務の多い空運各社にとって追い風となる。

外貨建てB株の相場も値上がり。上海B株指数が2.45ポイント(0.88%)高の282.30ポイント、深センB株指数が12.44ポイント(1.46%)高の865.34ポイントで終了した。

【亜州IR】

《FA》

提供:フィスコ

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