フリービット---2Qは営業利益が139.6%増、ブロードバンド事業、アドテクノロジー事業が伸張
フリービット<3843>は14日、2019年4月期第2四半期(18年5-10月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.8%増の214.97億円、営業利益が同139.6%増の10.13億円、経常利益が7.34億円(前年同期は0.03億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が0.09億円(同8.06億円の損失)となった。
ブロードバンド事業は、スマートフォンやタブレット、AIアシスタント機器などの多様なICT端末の普及により、宅内Wi-Fi環境を通じたリッチコンテンツやSNSの利用増加等により固定回線網サービスの原価率は引き続き高いものの、集合住宅向けインターネットサービスが順調に推移したことなどにより、売上高は増加した。また、今後の拡大に向けた“不動産Tech”分野への投資を継続した。
モバイル事業は、MVNO支援パッケージサービスの堅調な推移に加え、エンドユーザー向けMVNOサービスのラインアップ見直し等を実行した。
アドテクノロジー事業は、アドテクノロジー関連サービスであるDSP広告や動画広告市場向けの商材を中心としたインターネット広告サービスの提供に注力するとともに、その他のインターネットマーケティング関連サービスの拡販も推進した。また、アフィリエイトサービスは、アフィリエイターの利用満足度が極めて高いアフィリエイトプラットフォームの強みを活かした事業を展開するとともに、今後の更なる事業伸長のための投資や体制強化等を実行した。
クラウド事業は、これまでのクラウドサービスに加え、高セキュリティのグループのクラウド基盤を活かしたIoT関連サービスの拡販に注力する一方で、システムの整備・改善とレガシーサービスの淘汰を図った。
ヘルステック事業は、お薬手帳アプリ利用者や調剤薬局向けソリューションサービス利用事業者の獲得等を企図した投資を継続した結果、事業規模が大きく拡大した。
2019年4月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比24.2%増の480.00億円、営業利益が同48.5%増の27.50億円、経常利益が同68.3%増の24.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が2.50億円とする9月7日に公表した業績予想を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ