FOMC前に世界経済の減速懸念強く/後場の投資戦略

市況
2018年12月18日 12時21分

日経平均 : 21242.66 (-264.22)

TOPIX  : 1573.66 (-20.54)

[後場の投資戦略]

前日の米株安に大きく振らされて始まった本日の日経平均だが、中国の政策期待が支援材料となって節目の21000円割れは回避した。なお、昨晩のシカゴ日経225先物は20910円まで下落する場面があった(円建て)。習主席の演説が期待どおりの内容なら短期的に戻りを試す場面も出てきそうだが、市場では本日からのFOMCにおける景気認識や利上げ見通しを見極めたいなどとの思惑が強く、上値追いの動きは期待しづらいだろう。米欧中で経済指標が弱含みとなっているだけに、警戒感が先行しやすいと考えられる。

新興市場ではマザーズ指数が大幅に3日続落し、およそ1ヵ月半ぶりに900ptを割り込んだ。中小型株の軟調ぶりが鮮明となっており、個人投資家のマインドや需給悪化が懸念される。このところIPO(新規株式公開)銘柄も初値が伸び悩んでいる。明日は過去最大級のIPOとして注目されるソフトバンク<9434>の上場が控えているが、投資家心理の改善につながるかは慎重に見極める必要がありそうだ。(小林大純)

《AK》

提供:フィスコ

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