東京株式(前引け)=大幅続落、全体の9割の銘柄が下落

市況
2018年12月20日 11時48分

20日前引けの日経平均株価は前営業日比356円49銭安の2万631円43銭と大幅続落。前場の東証1部の売買高概算は7億8768万株、売買代金概算は1兆2774億1000万円。値上がり銘柄数は172、対して値下がり銘柄数は1921、変わらずは37銘柄だった。

きょう前場の東京市場はリスク回避の流れが続き、日経平均は大幅続落となった。前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が大幅安となり、これを受けて主力株中心に売り込まれる展開。世界景気の減速懸念が重荷となるなか、中国・上海株や香港株などアジア株市場も軟調な値動きをみせていることで、投資家心理が一段と悪化している。日経平均は3月23日の2万617円を終値ベースで下回ると年初来安値更新となる。TOPIXは連日の新安値となっている。値下がり銘柄数は1900を上回り、東証1部全体の90%の銘柄が下落している状況。

個別では、ファーストリテイリング<9983>が値を下げ、東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>、昭和電工<4004>なども下落した。太陽誘電<6976>、村田製作所<6981>も安い。ブレインパッド<3655>、バリューコマース<2491>が売られ、シュッピン<3179>も下値を探った。一方、朝方大きく売り込まれたソフトバンク<9434>はプラス圏に切り返す場面もあった。任天堂<7974>が高く、武田薬品工業<4502>が大きく買いを集めた。リソー教育<4714>が値を飛ばし、ポーラ・オルビスホールディングス<4927>、ツルハホールディングス<3391>も上昇した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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