「ディフェンシブ」関連が12位にランキング、暴落相場で“防御”不能に<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で「ディフェンシブ」がランキング12位となっている。
全体相場は米国株市場が主導する形でリスク回避ムード一色となっており、東京市場では日経平均株価が心理的なフシ目である2万円大台を大きく割り込み、900円を超える下げで1万9000円台前半まで水準を切り下げる暴落となっている。
全体相場が軟調な局面で相対的に強さを発揮するのが、海外の株式市場や経済指標に左右されにくいディフェンシブ・ストックと呼ばれる銘柄群だ。世界景気の変動を受けにくく、安定した売り上げを確保できるセクターで、電力、通信、鉄道、食品、化粧品、医薬品などがその範疇にある。
東京市場ではここまで、売買代金上位の銘柄の中では資生堂<4911>や花王<4452>などが全体相場と比べ強い動きをみせており、ディフェンシブ銘柄の象徴のようなポジションにあった。しかし、足もとは海外投資家などの大口資金がこうした利益の乗っている銘柄群を外しにかかっている。新安値銘柄が急増するなか、資生堂は年初来安値が2月6日につけた5254円、花王は10月25日につけた7020円でいずれも時価は新安値までまだ余裕がある。その分、利益確定売りの対象として下げがきつくなっている。
空売り筋もPERが高く、株価水準も高止まりしていたディフェンシブ系の銘柄を売りのターゲットとして動き出しているフシがあり、全体相場の地合い悪を助長する形となっている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)