日経平均は3日ぶり反落、前日までの上昇受け利益確定/相場概況

市況
2019年1月16日 15時48分

日経平均は3日ぶり反落。15日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反発し、155ドル高となった。英議会下院で欧州連合(EU)離脱案が否決されたことも想定内と受け止める向きが多く、本日の日経平均は米株高を好感して20円高からスタートしたが、寄り付き直後にはマイナスへ転じた。直近2日で400円近く上昇していたため、目先の利益を確定する売りが出た。前場中ごろに一時20323.32円(前日比231.97円安)まで下落すると押し目買いが入り下げ渋ったが、後場は20400円台での小動きが続いた。

大引けの日経平均は前日比112.54円安の20442.75円となった。東証1部の売買高は12億0962万株、売買代金は2兆1581億円だった。業種別では、石油・石炭製品、鉱業、パルプ・紙が下落率上位だった。一方、電気・ガス業、食料品、水産・農林業が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の67%となった。

個別では、ファーストリテ<9983>、村田製<6981>、資生堂<4911>が2%超下落したほか、武田薬<4502>やトヨタ自<7203>などもさえない。ソフトバンクG<9984>は小幅に下げた。前日まで「企業変革プラン」を好感した買いが入っていたオリンパス<7733>だが、本日は利益確定売りに押され5%近い下落。業績観測が報じられたコーセー<4922>は3%超下落した。中小型株では決算発表のGunosy<6047>が材料出尽くし感から商いを伴って急落。また、SKジャパン<7608>はストップ安水準まで売られた。一方、任天堂<7974>、ソフトバンク<9434>、キーエンス<6861>などはしっかり。12月売上概況がポジティブ視されたイオンファン<4343>は大幅続伸。決算発表銘柄ではメディアドゥ<3678>などが大きく買われ、東京ベース<3415>はストップ高を付けた。

《HK》

提供:フィスコ

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