【↑】日経平均 大引け| 続伸、米株高や円安好感も上値の重い展開 (1月21日)

市況
2019年1月21日 16時18分

日経平均株価

始値  20848.38

高値  20892.68(09:40)

安値  20678.26(14:39)

大引け 20719.33(前日比 +53.26 、 +0.26% )

売買高  11億2774万株 (東証1部概算)

売買代金 1兆9432億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は続伸、前週末の米株大幅上昇を好感も上値に重さ

2.中国GDPなど経済指標発表後、中国株は堅調な値動きで安心感

3.中小型株にやや買い疲れ感、個人投資家の利益確定の売りも観測

4.今晩の米国株休場で市場参加者は限定的、売買代金2兆円台割れ

5.日電産や村田製、東エレクなど電子部品や半導体関連が強い動き

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは336ドル高と4日続伸した。米中貿易摩擦の緩和期待が膨らみ、中国向け比率が高いボーイングやダウ・デュポンなどが買われ指数を押し上げた。

週明けの東京市場では堅調な地合いとなり、日経平均株価は続伸した。ただ、売買代金は低調で買い一巡後は上値の重さが意識される展開となった。

21日の東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウが大幅な上昇をみせたことや、朝方は為替が1ドル=109円70銭近辺と円安で推移したことなどを背景に買い優勢で始まり、日経平均は2万0900円目前まで上値を伸ばす場面もあった。しかし、中国のGDPや小売売上高など重要経済指標発表を前にその後は目先の利益を確定する動きが顕在化、日経平均は伸び悩む展開に。中国株市場が堅調な値動きをキープしたことで、日経平均も持ち直すかに見えたが、後場に入ると上値の重さが露呈し、これまで値動きの良かった中小型株中心に個人投資家の利食いが観測された。今晩の米国株市場が休場ということもあって、市場参加者は限定的。東証1部の値上がり銘柄数は1400を超え、全体の3分の2の銘柄が上昇した形だが、売買代金は2兆円台を割り込むなど閑散だった。

個別では、日本電産<6594>が買われ、東京エレクトロン<8035>、村田製作所<6981>も堅調。武田薬品工業<4502>が買い優勢となり、良品計画<7453>も上昇した。荏原実業<6328>が一時ストップ高に買われる人気となり、ワタベウェディング<4696>、廣済堂<7868>もストップ高。スター・マイカ<3230>も値を飛ばした。このほか、千趣会<8165>、タムラ製作所<6768>なども物色人気となった。

半面、キーエンス<6861>が軟調、ダイキン工業<6367>も値を下げた。ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>が軟調、ZOZO<3092>も売り優勢だった。クボテック<7709>が急反落、アニコム ホールディングス<8715>、Genky DrugStores<9267>も大幅安。フィックスターズ<3687>、北の達人コーポレーション<2930>も利食われた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、TDK <6762> 、日東電 <6988> 、武田 <4502> 、スズキ <7269> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約39円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はダイキン <6367> 、ユニファミマ <8028> 、トレンド <4704> 、日産化 <4021> 、NTTデータ <9613> 。押し下げ効果は約35円。

東証33業種のうち上昇は28業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)海運業、(4)鉄鋼、(5)金属製品。一方、下落率の上位5業種は(1)空運業、(2)サービス業、(3)陸運業、(4)情報・通信業、(5)電気・ガス業。

■個別材料株

△日本アクア <1429>

前期配当を6円増額修正。

△ビープラッツ <4381> [東証M]

「Workplace Hubプラットフォーム」のハイブリッド型従量課金基盤を共同開発。

△サンバイオ <4592> [東証M]

「SB623」の新規適応症を追加。

△LIXILグ <5938>

「MBOを検討」との報道。

△アクトコール <6064> [東証M]

前期経常が一転増益で着地・今期は38%増益へ。

△ナガオカ <6239> [JQ]

スクリーン・インターナル大口受注を引き続き評価。

△荏原実業 <6328>

アンモニアの新たな合成法開発との報道で思惑働く。

△ベストワン <6577> [東証M]

若者向けフェスクルーズの販売開始を引き続き評価。

△東建物 <8804>

1000万株を上限とする自社株買いを実施。

△コックス <9876> [JQ]

オンラインストアに「visumo」導入。

▼多摩川HD <6838> [JQ]

今期経常を一転赤字に下方修正。

▼カワセコンピ <7851> [東証2]

東証が信用規制。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)荏原実業 <6328> 、(2)ワタベ <4696> 、(3)広済堂 <7868> 、(4)スターマイカ <3230> 、(5)千趣会 <8165> 、(6)スズデン <7480> 、(7)鈴木 <6785> 、(8)タムラ <6768> 、(9)山洋電 <6516> 、(10)日電波 <6779>

値下がり率上位10傑は(1)クボテック <7709> 、(2)メディアドゥ <3678> 、(3)アニコムHD <8715> 、(4)Genky <9267> 、(5)オプトHD <2389> 、(6)ストライク <6196> 、(7)JBR <2453> 、(8)Fスターズ <3687> 、(9)北の達人 <2930> 、(10)キャリインデ <6538>

【大引け】

日経平均は前日比53.26円(0.26%)高の2万0719.33円。TOPIXは前日比8.78(0.56%)高の1566.37。出来高は概算で11億2774万株。東証1部の値上がり銘柄数は1418、値下がり銘柄数は641となった。日経ジャスダック平均は3359.39円(9.42円安)。

[2019年1月21日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.