<注目銘柄>=旭有機材、半導体向け高機能樹脂など堅調推移
旭有機材<4216>は、19年3月期の連結業績を売上高575億円(前期比14.6%増)、経常利益41億円(同20.5%増)、最終利益38億円(同36.4%増)と大幅な増収益を予想している。
同社は、素形材製品直販化の進展により、採算と販売力が向上している。また、配管材料は、国内で企業の設備投資が底堅く推移するなか、基幹製品を中心として販売は堅調に推移している。建材用途をはじめとした発泡材料では、トンネル掘削時に用いる固結材「AGSR」が、延期されていた主要工事の再開や使用現場の地質に起因する需要量の増加に伴い、販売を大きく伸ばした。電子材料用途を主力製品とする高機能樹脂は、東アジア市場で半導体並びに液晶用途が引き続き堅調に推移している。
株価は、昨年12月25日に年初来安値1321円をつけて以降上昇に転じている。ただ、PER7倍台、PBR0.7倍近辺と株価指標面では割安水準にある。(朱)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)