SUMCOなどシリコンウエハー関連も値を飛ばす、米国の半導体株フィーバーで総花的上昇
SUMCO<3436>が続伸で前日比9.5%高と値を飛ばしたほか、信越化学工業<4063>も3日続伸とシリコンウエハー大手が戻り足を鮮明としてきた。ここにきて米国の半導体関連企業の決算を境に買い戻しの動きがにわかに加速している。前日の米国株市場ではエヌビディアが6%近く水準を切り上げ、アプライドマテリアルズが10%を超える上昇、ラムリサーチが16%高、ザイリンクスは18%高と半導体フィーバーと言ってもよい地合いだった。半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も5.7%高と急伸、これが東京市場にも半導体株高ムードをもたらせている。
前日、米株市場で取引終了後に発表された米インテルの決算は市場コンセンサスに届かず、時間外で売られる展開となったが、市場では「半導体関連も業績内容の良いところと悪いところが二極化している傾向があるが、現状はショートカバーが総花的に入っている。東京市場でもその流れに準じており、シリコンウエハーなど半導体素材を手掛ける企業にも昨年12月以来の大幅な調整で値ごろ感が出ている」(国内ネット証券)という。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)