東京株式(前引け)=反発、半導体関連など軸にリスクオンの流れ
25日前引けの日経平均株価は前営業日比209円04銭高の2万783円67銭と反発。前場の東証1部の売買高概算は6億6610万株、売買代金概算は1兆169億8000万円。値上がり銘柄数は1671、対して値下がり銘柄数は372、変わらずは83銘柄だった。
きょう前場の東京市場は買い優勢で始まり、寄り後も買い気が強く日経平均は水準を切り上げた。前日の米国株市場ではNYダウが小幅に安かったものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が上昇、半導体関連株への買いが目立ち、その流れが東京市場にも波及して半導体製造装置メーカーや電子部品株などが幅広く物色された。前場取引時間中に外国為替市場でもドルが買われ、1ドル=109円台後半に円安が進んだこともポジティブ材料。先物を絡め海外ヘッジファンドなどのショートカバーが全体指数を押し上げる格好となった。前場の全体売買代金は1兆円を上回った。
個別ではSUMCO<3436>が商いを膨らませ大きく買われたほか、東京エレクトロン<8035>も上値追い。太陽誘電<6976>が値を飛ばし、村田製作所<6981>も買いを集めた。ファーストリテイリング<9983>が堅調、東海カーボン<5301>も上昇している。日本通信<9424>が値上がり率トップに買われ、カブドットコム証券<8703>は前日に続きストップ高に買われる場面があった。半面、塩野義製薬<4507>など薬品株の一角が冴えず、クボテック<7709>が続落。ジャパンディスプレイ<6740>も売りに押された。東京製鉄<5423>が安く、宝ホールディングス<2531>も軟調。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)