東京株式(大引け)=198円高、半導体関連など軸に切り返し約1カ月ぶり高値圏

市況
2019年1月25日 15時43分

25日の東京株式市場は、やや買い優勢で始まった後、一気に買い戻しが進む展開。日経平均は後場に入ってすぐに2万800円台に上昇、その後は伸び悩んだが、買い板も厚く2万700円台後半で売り物をこなした。

大引けの日経平均株価は前営業日比198円93銭高の2万773円56銭と4日ぶり反発。東証1部の売買高概算は13億3094万株、売買代金概算は2兆2071億3000万円。値上がり銘柄数は1337、対して値下がり銘柄数は697、変わらずは93銘柄だった。

きょうの東京市場は、先物を絡め海外ヘッジファンドの買い戻しが入り日経平均は昨年12月19日以来の高値をつけた。前日の米国株市場ではNYダウが小幅安となったものの、ナスダック総合指数は高く、半導体セクターへの買いが目立つ展開だった。これを受けて、東京市場でも大型から中小型まで幅広く半導体関連株が買いを集め、全体強気の地合いに貢献した。取引時間中に1ドル=109円80銭台に為替の円安が進んだことも支援材料となった。また、中国・上海株や香港株などアジア株市場が強い動きをみせたことも投資家心理を改善させた。週末ということもあって、後場後半は手仕舞い売りに伸び悩んだが、総じて個別物色意欲は強く、日経平均は高値圏で売り物を吸収した。売買代金も増勢にあり、今週に入って初めて2兆円台に乗せている。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、SUMCO<3436>、東京エレクトロン<8035>などが物色人気となった。日本電産<6594>も大きく上値を追った。コマツ<6301>、ファナック<6954>なども強い動き。ミネベアミツミ<6479>も買いを集めた。低位株では日本通信<9424>が値を飛ばし、カブドットコム証券<8703>は連日のストップ高に買われた。太陽誘電<6976>、アルバック<6728>が急伸、ラウンドワン<4680>も活況高となった。

半面、塩野義製薬<4507>、中外製薬<4519>など医薬品株の一角が軟調、オリンパス<7733>も冴えない。幸楽苑ホールディングス<7554>が急落、ジャパンディスプレイ<6740>も安い。クボテック<7709>も下値を探った。ソラスト<6197>が売られ、東京製鉄<5423>、ニチレイ<2871>も下落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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