1日の米国市場ダイジェスト:高安まちまち、アマゾン決算を嫌気

市況
2019年2月4日 7時50分

■NY株式:高安まちまち、アマゾン決算を嫌気

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は64.22ドル高の25063.89、ナスダックは17.87ポイント安の7263.87で取引を終了した。1月雇用統計で非農業雇用者数が前月比30.4万人増と大きく予想を上振れ、買いが先行。しかしながら、オンライン小売のアマゾン(AMZN)が発表した決算で、1-3月期の売上高か見通しが予想を下振れ、ハイテク株が上値を抑える展開となった。セクター別では、エネルギーや半導体・半導体製造装置が上昇する一方で、小売や食品・生活必需品小売が下落した。

セキュリティソフトのシマンテック(SYMC)は、決算内容が予想を上振れ、大幅上昇。石油大手のエクソン・モービル(XOM)とシェブロン(CVX)は、北米油田での生産急増で利益が予想を上回り、堅調推移。製薬のメルク(MRK)は、決算内容が好感され、買われた。一方で、医療保険のシグナ(CI)は、利益がほぼ半減となり下落した。

トランプ政権は、製薬会社が薬剤給付管理会社にリベートを提供する現行制度を改め、患者の医薬品代負担の軽減を目指す。

(Horiko Capital Management LLC)

■NY為替:ドル109.52円、米非農業部門雇用者数が予想のほぼ2倍増

2月1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円88銭から109円58銭まで上昇し109円52銭で引けた。米1月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想のほぼ2倍増えたことや米1月ISM製造業景況指数、米1月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値が予想を上回ったため米国経済への見通しが改善、ドル買いやリスク選好の円売りが強まった。

ユーロ・ドルは、1.1448ドルまで下落後、1.1488ドルまで反発し1.1460ドルで引けた。ユーロ・円は、124円88銭から125円74銭まで上昇した。リスク選好の円売りが優勢となった。

ポンド・ドルは、1.3050ドルから1.3102ドルまで上昇した。ドル・スイスは、0.9925フランから0.9963フランに上昇した。

■NY原油:反発、ベネズエラ混乱、OPEC減産、米リグ・カウント減少

2月1日のNY原油先物3月限は反発(NYMEX原油3月限終値:55.26 ↑1.47)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比1.47ドルの55.26ドルで通常取引を終えた。米国の良好な経済指標を受け、需要増加期待が広がった。ベネズエラの政局混乱、石油輸出国機構(OPEC)の減産、米国の油採掘装置稼働数(リグ・カウント)減少で、供給ひっ迫懸念も広がった。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 28.38ドル -0.09ドル(-0.32%)

モルガン・スタンレー(MS) 41.82ドル -0.48ドル(-1.13%)

ゴールドマン・サックス(GS)196.54ドル -1.47ドル(-0.74%)

インテル(INTC) 48.73ドル +1.61ドル(+3.42%)

アップル(AAPL) 166.52ドル +0.08ドル(+0.05%)

アルファベット(GOOG) 1110.75ドル -5.62ドル(-0.50%)

フェイスブック(FB) 165.71ドル -0.98ドル(-0.59%)

キャタピラー(CAT) 130.91ドル -2.25ドル(-1.69%)

アルコア(AA) 28.60ドル -1.08ドル(-3.64%)

ウォルマート(WMT) 93.86ドル -1.97ドル(-2.06%)

スプリント(S) 6.22ドル -0.02ドル(-0.32%)

《SF》

提供:フィスコ

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