【↑】日経平均 大引け| 3日続伸、米経済好調でリスク選好の買い優勢 (2月4日)

市況
2019年2月4日 16時37分

日経平均株価

始値  20831.90

高値  20922.58(10:02)

安値  20823.68(10:36)

大引け 20883.77(前日比 +95.38 、 +0.46% )

売買高  13億2895万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆2729億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は3日続伸、米1月の雇用統計など米経済指標好調でリスクオンに

2.外国為替市場ではドル買いの動きが活発化、円安進行も輸出株中心に追い風

3.ヘッジファンドなどの先物買い戻しで、一時日経平均2万900円台に上昇

4.上海株市場が休場で手掛かり材料に欠け、後場は戻り売りが出て上げ幅縮小

5.個別では決算発表受けソニーが急落、ただし全体ではほぼ9割の銘柄が上昇

■東京市場概況

前週末の米国市場では、NYダウは64ドル高と反発した。雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回ったほか、ISM製造業景況感指数も堅調となるなど良好な経済指標の発表を受け、買いが優勢となった。

週明けの東京市場では、終始買い優勢の展開で日経平均株価は一時2万900円台まで上昇。ただ戻り売り圧力も意識されるなかフシ目の2万1000円台には届かず上値も重かった。

4日の東京市場は、前週末の雇用統計などの米国経済指標が市場コンセンサスを上回る内容だったことから、好調な米経済を好感する形でリスクオンに傾いた。外国為替市場ではドル買いの動きが活発化し、1ドル=109円台後半まで円安が進行、これが輸出株をはじめ追い風材料となった。海外ヘッジファンドなどによる先物への買い戻しも絡め、日経平均は一時2万900円台に上昇、フシ目の2万1000円大台も意識されたが、追随する実需買いが伴わず、後場は上げ幅を縮小した。春節に伴い中国上海株市場などは休場で、取引時間中は買い手掛かり材料も少なく、プラス圏とはいえ値動きも地味だった。ただ、東証1部の値上がり銘柄数は全体の9割近くに達しており、前日の決算発表を受けて急落したソニーの影響などは限定的なものにとどまった。

個別では、任天堂<7974>が高く、キーエンス<6861>も値を飛ばした。ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>が物色人気となり値上がり率トップに。トヨタ自動車<7203>が堅調、東京エレクトロン<8035>も買い優勢だった。大塚商会<4768>がストップ高、ショーワ<7274>も一時値幅制限いっぱいに買われた。アルゴグラフィックス<7595>、保土谷化学工業<4112>なども大きく上値を伸ばした。

半面、売買代金トップのソニー<6758>が急落、ファーストリテイリング<9983>も軟調。ホンダ<7267>も売りに押され、ZOZO<3092>も安い。ネクステージ<3186>が値下がり率でトップに売り込まれ、イー・ガーディアン<6050>、OKI<6703>、エディオン<2730>なども大きく値を下げた。デサント<8114>も下落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ユニファミマ <8028> 、アステラス <4503> 、エーザイ <4523> 、中外薬 <4519> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約49円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はソニー <6758> 、ファストリ <9983> 、京セラ <6971> 、キッコマン <2801> 、ホンダ <7267> 。押し下げ効果は約52円。

東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は海運業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)その他製品、(2)石油石炭製品、(3)金属製品、(4)鉄鋼、(5)証券商品先物。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)繊維製品、(2)輸送用機器、(3)精密機器、(4)電気機器、(5)電気・ガス業。

■個別材料株

△日本一ソフト <3851> [JQ]

スマホ用ゲーム「魔界戦記ディスガイア(仮)」の情報公開日が決定。

△ベネフィJ <3934>

オンリーサービス会員向けに電子書籍読み放題サービスの提供を開始。

△ブロメディア <4347> [JQ]

今期最終を一転黒字に上方修正。

△大塚商会 <4768>

今期経常は4%増で7期連続最高益、前期配当を12.5円増額・今期は5円増配へ。

△EAJ <6063> [JQ]

前期経常を41%上方修正、未定だった配当は5円実施。

△アジャイル <6573> [東証M]

台湾最大級のクラウドファンディング運営会社と業務提携。

△東亜DKK <6848>

第3四半期営業益47%増で通期計画進捗率84%。

△日本アンテナ <6930> [JQ]

今期経常を2.4倍上方修正。

△ショーワ <7274>

今期税引き前を2%上方修正・最高益予想を上乗せ。

△アルゴグラフ <7595>

今期経常を19%上方修正・最高益予想を上乗せ。

▼ディディエス <3782> [東証M]

前期最終を一転赤字に下方修正。

▼ソニー <6758>

今期税引き前を3%下方修正。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ガンホー <3765> 、(2)ショーワ <7274> 、(3)大塚商会 <4768> 、(4)ベリサーブ <3724> 、(5)ダントーHD <5337> 、(6)東京エネシス <1945> 、(7)RSテクノ <3445> 、(8)DTS <9682> 、(9)アルゴグラフ <7595> 、(10)保土谷 <4112>

値下がり率上位10傑は(1)ネクステージ <3186> 、(2)イーガーディ <6050> 、(3)OKI <6703> 、(4)エディオン <2730> 、(5)ソニー <6758> 、(6)クボテック <7709> 、(7)アサヒHD <5857> 、(8)ジョイ本田 <3191> 、(9)デサント <8114> 、(10)メガチップス <6875>

【大引け】

日経平均は前日比95.38円(0.46%)高の2万0883.77円。TOPIXは前日比16.70(1.07%)高の1581.33。出来高は概算で13億2895万株。東証1部の値上がり銘柄数は1888、値下がり銘柄数は203となった。日経ジャスダック平均は3400.06円(24.06円高)。

[2019年2月4日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.