近くて遠い「21000円」/後場の投資戦略

市況
2019年2月5日 12時21分

日経平均 : 20875.38 (-8.39)

TOPIX  : 1585.24 (+3.91)

[後場の投資戦略]

日経平均は朝高後に失速したが、ファーストリテ<9983>が1銘柄で60円近く押し下げていることを考慮すると底堅いと言える。前引け時点でも東証1部銘柄のおよそ3分の2が値上がりしており、市場のムードはさほど悪くない。一方で節目の21000円にはなかなか届かず、上値の重い展開を強いられている。前日はソニー<6758>、本日はパナソニック<6752>が決算を受けて大きく売られており、企業業績に対する警戒ムードの広がりを指摘する市場関係者の声が増えてきた。一段の円安進行といった手掛かり材料がない限り、目先は個別の決算対応を中心とした相場展開が続きそうだ。

なお、マザーズ市場ではサンバイオ<4592>が5営業日ぶりに取引時間中に売買成立した。その後は自律反発に期待した押し目買いも入り、全市場で売買代金トップとなっている。直近高値のおよそ5分の1まで株価下落した同社株だが、ひとまず売買が成立したことで中小型株に資金が回りだす。ただ、先般発表された試験結果を受けての同社に対する評価はまだ定まっておらず、先行きは慎重に見極めたい。(小林大純)

《AK》

提供:フィスコ

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