本日注目すべき【好決算】銘柄 総医研HD、アドウェイズ、荏原実業 (5日大引け後 発表分)

注目
2019年2月6日 7時01分

5日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

総医研HD <2385> [東証M]  ★上期経常を44%上方修正

◆19年6月期上期(7-12月)の連結経常利益を従来予想の2億円→2.8億円に44.0%上方修正。増益率が42.9%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。顔用マッサージ化粧品やクリームマスクを中心に越境EC関連商品の販売が伸びたことが寄与。機能性素材開発事業におけるラクトフェリン原料の価格上昇なども上振れに貢献した。

アドウェイズ <2489> [東証M]  ★4-12月期(3Q累計)経常が3.3倍増益で着地

◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の6.7億円に急拡大して着地。ネット広告市場の拡大を追い風に、国内でアプリ向け広告やスマートフォンブラウザを介したWeb広告が好調だった。販管費を抑制したことなども大幅増益に貢献した。

通期計画の8億円に対する進捗率は84.3%に達しており、業績上振れが期待される。

ソフトクリエ <3371>   ★4-12月期(3Q累計)経常は24%増益・通期計画を超過

◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比23.6%増の18.2億円に伸びて着地。主力のECサイト構築案件が拡大したうえ、セキュリティ関連やクラウドサービスも伸びたことが寄与。

通期計画の18億円をすでに1.0%上回っており、業績上振れが期待される。

プロパティA <3464>   ★4-12月期(3Q累計)経常が2.5倍増益で着地

◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.5倍の8.4億円に急拡大して着地。主力の投資用マンションの引き渡しが順調に進んだうえ、居住用コンパクトマンションなどの販売も増加し、35.8%の大幅増収を達成したことが寄与。

エンカレッジ <3682> [東証M]  ★今期経常を15%上方修正

◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の5億0100万円に急拡大して着地。パッケージソフトウエア事業で重要インフラ事業者や金融向けのライセンス売上が急増したことが寄与。

採用難による費用減少を踏まえ、通期の同利益を従来予想の4億6000万円→5億3000万円に15.2%上方修正。増益率が10.0%増→26.8%増に拡大する見通しとなった。

スガイ <4120> [東証2]  ★4-12月期(3Q累計)経常は2.5倍増益、4期ぶり復配へ

◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.5倍の1億7900万円に急拡大して着地。海外向け医薬中間物や農薬中間物の販売が大幅に増加したことが寄与。原燃料価格の高騰を吸収し、大幅増益を達成した。

通期計画の1億9000万円に対する進捗率は94.2%に達しており、業績上振れが期待される。

業績回復を踏まえ、従来無配としていた期末一括配当を30円実施する方針とした。4期ぶり復配となる。

応用技術 <4356> [JQ]  ★今期経常は6%増で2期連続最高益更新へ

◆18年12月期の経常利益(非連結)は前の期比97.1%増の3億3500万円に拡大し、従来予想の2億8400万円を上回って着地。続く19年12月期も前期比6.0%増の3億5500万円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期も旺盛な建設需要を背景に建築設計ソフトの受注好調が継続するうえ、防災・減災対策のコンサルティング業務なども伸び、15.9%の大幅増収を見込む。

同時に、従来未定としていた前期の期末一括配当を10円実施するとし、今期の年間配当は未定とした。

平河ヒューテ <5821>   ★4-12月期(3Q累計)経常が22%増益、優待新設も発表

◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比22.0%増の21.5億円に伸びて着地。自動車の電装化を背景に車載用ケーブルが好調だったほか、エネルギー産業関連ケーブルや医療用特殊チューブの販売も増加したことが寄与。

通期計画の26億円に対する進捗率は82.7%に達しており、業績上振れが期待される。

併せて、株主優待制度を新設すると発表。100株以上を保有する株主に、一律でクオカード2000円分を贈呈する。

荏原実業 <6328>   ★前期経常最高益予想を10%上乗せ、配当も10円増額

◆18年12月期の連結経常利益を従来予想の20億円→22億円に10.0%上方修正。増益率が8.2%増→19.0%増に拡大し、従来の15期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。売上高は計画を若干下回ったものの、選別受注や原価低減による採算改善に加え、販管費の減少が利益を押し上げた。

業績上振れに伴い、前期の年間配当を従来計画の50円→60円(前の期は50円)に増額修正した。

クレオ <9698> [JQ]  ★今期経常を15%上方修正、配当も5円増額

◆19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の3.8億円に急拡大して着地。人事給与を中心とするソリューションサービス事業で複数製品・サービスを組み合わせて提案する大型案件を獲得したことが収益を押し上げた。

業績好調に伴い、通期の同利益を従来予想の5.9億円→6.8億円に15.3%上方修正。増益率が29.1%増→48.8%増に拡大する見通しとなった。

併せて、期末一括配当を従来計画の20円→25円(前期は15円)に増額修正した。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.