大陽日酸は続落、19年3月期業績予想を上方修正も反応限定的

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2019年2月6日 10時13分

大陽日酸<4091>は続落している。5日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を6700億円から7350億円(前期比13.7%増)へ、営業利益を645億円から670億円(同11.9%増)へ、純利益を400億円から410億円(同16.2%減)へ上方修正したが、織り込み済みとの見方が強く市場の反応は限定的のようだ。

上方修正は、欧州ガス事業が新たに加わったことに加えて、米国ガス事業でバルクガスや金属加工向けハードグッズの売り上げが好調に推移していることが寄与する見通し。なお、同時に発表した第3四半期累計(18年4~12月)決算は、売上高5180億3000万円(前年同期比9.9%増)、営業利益446億9300万円(同3.4%減)、純利益272億3400万円(同31.9%減)だった。

また、21年3月期を最終年度とする中期経営計画の目標数値を売上高8000億円から9100億円へ、コア営業利益を760億円から1000億円(今期予想665億円)へ上方修正した。米プラクスエアの欧州事業の一部を買収したことに加えて、独リンデ・グループが米国で展開するHyCO事業の一部買収の手続きを進めており、これらを考慮したという。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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